今日も暑い。まだ流れの荒い相模川を渡る。32℃。
猫じやらしの穂の赤らめばそこは秋褐色のバッタ草生に潜む
相模川の流れの濁りいまだ消えず濃みどり色のあやしき流れ
亀が浮く濁り川昼を澱めるに鵜が着水す四羽の黒鵜
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。
2021年きさらぎ吉日
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