涼しいのです。晴れています。
珈琲のカップを両手に包み飲むこの幸せをたのしみてゐる
温度下がるも湿度高きこれを秋とはいまだ呼べざる
たしかに朽ち葉落ち葉は増えたるが秋には遠き情緒あらざる
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『孟子』尽心章句下257 孟子曰く、「心を養ふは、より善きは莫し。其の人と為りや寡欲なれば、存せざる者有りと雖も、寡し。其の人と為りやなれば、存する者有りと雖も、寡し」
人の本心を修養するに欲を少なくするよりよき方法はなし
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相馬御風編注『良寛和尚歌集』
山里のさびしさなくば殊更に来ませる君に何をあへまし
【語義】「あへ」は「饗へ」即ち「馳走する」。
【大意】山里のさびしさがなかったらわざわざ来てくだすったあなたに何を馳走しましょう、何もない。
【評言】わざわざこんな山里にいる自分をたずねてくれたがこの「さびしさ」以外に何も馳走するものはないという言葉のうちには、謙遜と共に一種の誇がある。さびしい山里は、そのさびしさそのものが第一の馳走だとは良寛にして初めて云い得る言葉である。この歌は阿倍定珍に贈ったのである。