曇りで、少し涼しい。このままだといいのだが……
雨ふれば草も木もみどりあたらしく草葉・木の葉の匂ひあざやぐ
木も草も雨のしづくに濡れたるに夏の匂ひすたのしきろかも
ビニール傘に雨音うけて踊りだすひょうろくだまはわれならなくに
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『孟子』尽心章句上204 孟子曰く、「は、を以て其のをへず」
柳下恵は三公の栄位の得失によりその操守を変えるようなことせず
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相馬御風編注『良寛和尚歌集』
わが待ちし秋はきぬらしこのゆふべ草むらごとに虫の声する
【語義】「きぬらし」は「来たと見える」。
【評言】平凡な歌のようで、しかもしみじみと胸にしみ入る力を持った歌である。「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞ驚かれぬる」などに比べると遥かに実感味の切実さがある。「このゆふべ」がよく利いている。ふと虫の音に心をとめた刹那の心の動きが「このゆふべ」の一句でピタリと捉えられている。「このゆふべ」のおかげで「きぬらし」も活きているのである。「わが待ちし」「草むらごとに」などの表現も吾々では容易に出ない言葉である。