短歌 2021年8月4日(水) Posted on 2021年9月4日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 今日も暑い。油蟬が朝からうるさい。 九階のベランダに鳴く油蟬日の沈むときひときは高く 中庭のあけぼの杉に生まれたる蟬とおもへば親しきものを 樹の幹と空中に過す十日ほど腹部鳴動ひたすらなりき 土の内に七年を過ごす幼虫に蜜のごとき時間(とき)あらばよきかな 共有: Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます) Facebook クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます) X いいね:いいね 読み込み中… 偏屈房主人 もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日 偏屈房主人 の投稿をすべて表示