外は暑そうだ。病院内はエアコンが効いている。退院だ。
鷺五羽が鳴きつつ田圃の畔に降りる稲穂稔れるえびなの田へと
ひよどりは速度落して飛びゆけり黄金の田を睥睨しつつ
続々と畔に降下す。稔り深き海老名田圃をおのおのめぐり
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。
2021年きさらぎ吉日
偏屈房主人 の投稿をすべて表示