2025年4月12日(土)

いい天気だ。途中から曇りになるそうだが、おおむね春らしい。

  自動(じ)販売機(はんき)の下に平たき西洋蒲公英ここにもことしの春が来てゐる

  木蓮の枝ごとにある花ひらく純白の花日にうつくしく

  いつのまにか暖かくなり春の気配小さき花のむらさきひらく

『論語』陽貨二二 孔子曰く、「飽くまで食らひて日を終え、心を用ふる所なし、難いかな。博奕(はくえき)なる者あらずや。これを為すは猶已むに(まさ)れり。

  なにもしないより博奕でもするほうがいい心用ふる

前川佐美雄『秀歌十二月』一月 大伴家持

あたらしき年の始めの初春の今日降る雪のいや()吉事(よごと) (万葉集巻二十・四五一六)

『万葉集』全二十巻の最後の歌である。

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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