2025年5月31日(土)
朝のうち、ちょっとだけ曇りだった。ゴミ捨てに。やがて雨が降りだす。夕刻からまた曇りらしい。 六十九歳である。五十歳を目前にして悪性リンパ腫と診断され、再発を経て、昨年から三回目。発話、書記、歩行に不具合が残る。この症状と...
朝のうち、ちょっとだけ曇りだった。ゴミ捨てに。やがて雨が降りだす。夕刻からまた曇りらしい。 六十九歳である。五十歳を目前にして悪性リンパ腫と診断され、再発を経て、昨年から三回目。発話、書記、歩行に不具合が残る。この症状と...
朝から雨、夕刻に曇りになるらしい。 大岡昇平『わが復員わが戦後』を読む。帯文に「『俘虜記』誕生前夜から昭和末へ」とある。大岡の復員次第、戦争次第がよく分かる。裕仁天皇への思いを描いた「二極対立の時代を生き続けたいたわしさ...
曇り空、だが夕刻より雨が降りだすらしい。夜、雨。 いつのことだか 一年のうちに数日あるかなきかこのよき日なりわれ破天荒 病ひのこともとんと忘れてあばれたき欅大樹の真下に遊ぶ 楠の木も旧葉落として新葉に変はるそ...
昨夜雨だったらしいが、晴れている。 あじさゐの藍色の花咲きにけりひつそり三輪目に著くして 地獄の底を這ひつくばるがわれが身の果つるところやこの場所にして 覗き見る火炎地獄の中にゐる鬼に甚振られわれやありけむ ...
今日も曇りつづきらしい。 北方謙三『寂滅の剣』、日向景一郎シリーズ5。最終巻を読んだ。五冊、読みでがあった。最終は半ばですこし緩みがあるように感じたが、最終決戦、また景一郎と森之助の対決場面は圧巻、圧倒された。結局、景一...
明るい曇りだ。雲が薄い。 河原鶸二羽近寄りて鳴きにけり常に近くを飛び、歩く二羽 どんよりとした曇り空はしゃげども心のらずにゆき過ぎにけり 少しばかり明るさ覗く空合にみどり濃き森迫り来るなり みどり色の何色...
朝は雨、やがて曇りに。 死神は背後よりきて強引にわがたましひを抜きとらむとす いつのまにか死神に吾(あ)こそ魅入られて拉致さるるあの世へ 死神に両腕とられ連れられて炎熱地獄へ抛りこまれる 『論語』堯曰三 寛な...