短歌 7月31日(木) Posted on 2025年8月31日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 今日も暑い。七月も終わりだ。 絶壁にたたずむはわれ今にも跳びこむごとき痩せたるすがた どこかに自殺願望があるのだらうかいやいや年経てもわれにはあらず 明瞭快活でいつまでもいたしと思ふこの暑さにも 『孟子』梁恵...
短歌 7月30日(水) Posted on 2025年8月30日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 35度まで上がるそうだ。暑い、あつい。 話題の王谷晶『ババヤガの夜』を読む。イギリスのダガー賞の受賞作だというが、この暴力、そして力の世界は、気分を一掃してくれる。私は好きだ。 うなだれて明るき街に迷ひ入る老残あはれ...
短歌 7月29日(火) Posted on 2025年8月29日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 今日は格別暑そうである。 左腕の手より上、肘より下がほぼ全面的に紫斑のごとし この紫斑日毎に育ち大きくなる変色したる右腕ならむ さして痛くも痒くもなくただ紫の血を蓄へてをり 『孟子』梁恵王章句4 梁恵王曰く、...
短歌 7月28日(月) Posted on 2025年8月28日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント さて、今日も暑い。 ひさびさに生きてゐる蚯蚓に会ひにけり蠕動しつつ草むらに入る なぜかくも乾らぶるみみずの多きなり場所を変へつつ死にけるものぞ 雨降れど乾ぶるみみず彼方此方踏まざるやうに俯き歩む 『孟子』梁恵...
短歌 7月27日(日) Posted on 2025年8月27日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 暑さ、暑さ。 梶山季之『李朝残影』読了。日本の植民地時代の創氏改名や妓生をモデルにした中編小説が集められて、読むものには、その時代の朝鮮人への差別や日本人であることの強さと弱さがわかる。 かつて、「族譜」も「李朝残影」も...
短歌 7月26日(土) Posted on 2025年8月26日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 今日も、今日も暑いのだ。朝、五時代に歩いてくる。 井波律子の遺著になる『ラスト・ワルツ』を読む。夫、井波陵一の編である。作者紹介によると律子さんより三つ若いことになる。京都大学の後輩なのだろうかと思いつつ、エッセイのよう...
短歌 7月25日(金) Posted on 2025年8月25日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 暑いねぇ。 ずいぶん前のラジオテキストだけれど金岡秀郎『文学。美術に見る仏教の生死観』を読み終えた。仏教哲学が理解できて、その周辺が興味深く思われた。なかなかよく出来たテキストである。 われには古き謀叛を思ひたかぶれ...