短歌 7月11日(金) Posted on 2025年8月11日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 今日は曇りだね。外は少しだけ涼しい。 ぶきみなるくちなはは藪に隠れたり疚しきものかその後出でこず くちなはが草藪原に入りゆきて身をひそめたりその後知らず くちなはは藪のどこかに隠れゐて人を憎むか赤き舌だし 『...
短歌 7月10日(木) Posted on 2025年8月11日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 朝から、実に暑い。 今村翔吾『茜唄』上を読む。詳しくは下を読んで全体像がわかってからだが、平家物語の新解釈といったらよいか。なかなか興味深いのだ。 けふわれは車前草を見つけたり草ずまふする妻と争ふ どちらが勝つか...
短歌 7月8日(火) Posted on 2025年8月11日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 朝、少し風があるが、35℃になるらしい。暑い。 トイレに行きうんこが出ぬ時のわが孤独たった一人に便器に坐る 便器の上がほとけのいます場所なるかしばし動かず大便を出す 独りにてトイレにこもり雲古するもっとも孤独...
短歌 7月7日(月) Posted on 2025年8月11日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 雨降ってくれないかなあ。今日も暑い。七夕星も困るだろう。 ぬかるみを長靴履きて深みへと溺れるごとく歩みゆきたり ぬかるみに読みさしの手紙を千切り捨て彼女の思ひに応へることなし ぽたりぽたり雨の溜りて落ちてくる...
短歌 7月6日(日) Posted on 2025年8月11日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント またまた暑い。 夢のうちにビルケナウちふ地名ありアウシュビッツの名称なりき ナチス・ドイツがもっとも多く犠牲者を出したる絶滅収容所なり ビルケナウに行かねばならぬと思へどもおそらくわれにはかなはざること 『中...
短歌 7月5日(土) Posted on 2025年8月11日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 朝から晴れている。昨日より二℃ほど上がるらしい。暑い。 牛のごとくこの丘のにたたずめば見るもの聞くもの新鮮なりき 乳牛の乳をこそ指に搾りだすこの丘の上牛舎ありけり 乳牛を近くに見しはをさなき頃恐ろしくしてやが...
短歌 7月4日(金) Posted on 2025年8月11日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 今日も暑い。 役にたたぬをぶらりぶら提げていまだ女の匂ひに応ず 男としてはすでに役にたたぬものせうべん禁止の黒塀にかける 臭ひたつ温きゆばりを黒塀にかけるものの老いには勢ふばかり 『中庸』第十一章二 博くこれ...