短歌 8月4日(月) Posted on 2025年9月4日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 今日も特別に暑い。暑い。 もつとも身近にある死の世界日々干乾びてみみず死す みみずの屍踏まぬやうにと歩くわれ右によりまた左に傾く この世からあの世へ渡るところには蚯蚓の死骸あまた干乾ぶ 『孟子』梁恵王章句上6...
短歌 8月3日(日) Posted on 2025年9月3日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 花火も昨夜無事に終え、今日また暑い。 マンションの中庭にみみずが干乾びて死んでいる。 幾日も日にさらさるるみみずなり乾び干乾び一寸ほどに この暑さ夜間這ひ廻るみみずかな朝には干乾び死にゆくものを みみずに幸せ...
短歌 8月2日(土) Posted on 2025年9月3日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 台風の被害はほとんどなかった。朝から暑いのだ。 反転し腹をさらして乾涸ぶるヤモリの子なり街上に死す 乾きたるヤモリの子死ぬとき何思ふ絶望の声あげざるものか 乾涸ぶる蚯蚓の隣に死したるかヤモリの子ああ何ともせん...
短歌 2025年8月1日(金) Posted on 2025年9月3日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 早いもので、もう八月です。 朝毎に飲むトマトジュース一杯を卓にこぼせり情けなきこと 歳とれば手もと不如意もあることと布巾にふき取る妻の笑顔 いやいや手もと不如意に気をつける六十九歳なんとかせんか 『孟子』梁恵...