11月30日(日)

晴れ、晴れ、晴れているが、寒いのだ。 梅崎春生『怠惰の美学』を読む。エッセイなんだか小説なんだか、とにかく面白い。「怠惰」がいいのか、悪いのか。人間の本性、つまりお前はどうだと問われているような塩梅。なんだ、この清爽感は...

11月29日(土)

朝は寒い。けれど晴れ。しかし寒い。雲多し。   いつのまにか雨降りやまず檻の中の囚人のごとくざあっざあっと聴く   天からの報せのごとく雨やまずこの世から戦さ無くならず   髪のなき顱頂に雨の降りやまずこの世のものに非ざ...

11月28日(金)

今日も晴れ。   いつの日かまほろば大和へ行きたしと思へど空より参ることなし   一度だけ大和を訪れる機会あれば飛鳥か山之辺の道、あるいは法隆寺   法隆寺の百済観音を仰ぎ見る小学生のわれ、亡失の時間 『孟子』縢文公章句...

11月27日(木)

晴れている。   散歩するに相次ぎ次に抜かれゆくその後背を追ふ懸命に歩く   通勤する人に紛れて歩みゆく厚木駅までに幾人に越され   六時過ぐるとたちまち駅への道をゆくサラリーマンの数多きなり 『孟子』縢文公章句上49-...

11月25日(火)三島由紀夫・森田必勝の自決した日だ。あれから五十五年。

朝は曇り。しかし東の空は赤かった。そして雨が降るらしい。   スーパームーンの翌日の夜の東の空に明るく月ありにけり   その翌朝に西空高く残り月スーパームーンのなれの果てなり   然れどされどこの十六夜の月こそが愛しきも...

11月24日(月)

今日も良く晴れている。   壁に沿ふ柊の垣にわづかづつ花咲けば匂ふ甘く香り来   甘やかな匂ひたゆたふ冬の垣葉に尖りある柊の香   背の高き垣にあまたの白き花わづかに甘し、芳しきなり 『孟子』縢文公章句上48-4 然友反...