12月24日(水)

またまた寝坊、雨だ。雨だ。寒い。   大学の同級生の死の知らせしかも彼女は自裁と告ぐる   その夫の連絡先を知りたれど勇気なしその死を問ふこと   理由あれどせめてもの思いはあの世こそ明るかるらむ 『孟子』縢文公章句下5...

12月23日(火)

ちょっと寝坊。晴れ。   あけぼの杉の茶褐色の葉散り落ちてさう遠からず裸木になる   裸になる冬のあけぼの杉を愛す日暮れも朝もひかり浴びつつ   冬の木のあけぼの杉を仰ぎをりなにも纏はぬ幹と枝のみ 『孟子』縢文公章句下5...

12月22日(月)冬至

まあまあ曇りといったとこか。寒いらしい。   赤いトマト・黄色いトマト・緑のトマトが笑ひ合ふ卓の上にはトマトの笑ひ   C級の傷あるトマトもトマトなりたいせつにあつかふ真のトマト   黄色いトマト・緑のとまとに蔕をとる妻...

12月21日(日)

曇り雨、雨なのか曇なのか。   巨大なる音の重なり焼津の海。古き世生くる八雲に逢へり   わが会へる小泉八雲老いたるに幽霊を語れば生き生きとして 『孟子』縢文公章句下55-3 曰く、「梓・匠・輪・輿は其の志将に以て食を求...

12月20日(土)

朝はまあまあだが、雨が降ってくるらしい。   夜の闇に燐光わづか流れゆく明滅したりいのちむなしく   水に溺れ、憤怒と破滅と絶望に人死するとも海しづかなり   海の声聴きつつわれは厳粛なり。小泉八雲死者の世語る 『孟子』...

12月19日(金)

晴れているが、冷たいのだ。   常に動く潮の流れに翻弄され念仏唱へ泳ぎゆきしか   ・   一夜経て岸壁に坐る八雲がゐる。日暮れまでただ海の音聴く   この世のいつさいのものを忘れたり。怒濤はげしくはるかに続く 『孟子』...

12月18日(木)

今日も晴れ。でも朝寒い。 焼津にて小泉八雲は、焼津を訪れた盆の夜、精霊舟を追って海に入ったという。 人生は神々の音楽である   盆の夜は精霊舟を送りだす。焼津の海をかなた遠くへ   時に遅れ小泉八雲は、遠く去る燈籠を追ひ...