短歌 1月15日(木) Posted on 2026年2月15日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 快晴。しかし朝は寒い。 糸塚 散々に甚振(いたぶ)られ倒され無惨なる碑を雁字搦めに緊縛したり 芬(ふん)と薫った石の肌。おもはず「あ」と声立ててゐる 担ぎだすために直肌ではまずからう藁・筵くくり下へとおろす ...
短歌 1月14日(水) Posted on 2026年2月14日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 今日も晴れ。稲取への旅も昨日終えた。一泊二日。ああ、惜しまれる。 盂蘭盆の夜が更け初路の墓の前あはれ陰々と鬼気迫るもの わあ、わっ、わっ、おう、ふうと四人の男とすれ違ふ 「出ただええ、幽霊だあ」「おッさん、蛇...
短歌 1月13日(火) Posted on 2026年2月13日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 夕べから風が強い。(いなとり荘) 切(きり)立(たて)といふまでもないが巌の径(みち)嶮しく上がれば櫐々と墓 巌を縫って蟠(わだかま)る根に寄りきたる先祖代々の墓にお京を拝む お京の墓と相向ひやや斜め下、左に...
短歌 1月12日(月) Posted on 2026年2月12日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 晴れましたね~伊豆稲取へ。 いぢめとは工場の誰彼を憎むともやるせなきものはかなきものを * 上下、左右さわさわさわと音立てて数千数万の赤蜻蛉飛ぶ とんぼ二つは比翼のすがた初路の霊しづまらず。糸塚建てむ 『孟...
短歌 1月11日(日) Posted on 2026年2月11日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 朝は寒いし曇っている。晴れるらしいが。 絲山秋子『細長い場所』を読む。最初は分からなかったが、細長い場所は、この世とあの世の境界に当るらしい。登場人物のいづれもが透明で、平ったく中有に迷っている死者のごときだ。だから面白...
短歌 1月10日(土) Posted on 2026年2月10日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 今日も晴れ。 身投げせる別嬪さんはいぢめられ死にしといふも同じ日なりき 見た処三百ばかりの墓また墓。燈籠のもとには九十九の精霊 年月が余りに遠く隔たれば秋の菊日和も夢も朧 『孟子』離婁章句上67 孟子曰く、「...
短歌 1月9日(金) Posted on 2026年2月9日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 朝は寒いが、晴れる。けど寒い。 はんけちの工場につとめる娘さんうららかな朝はかなくなりぬ 家は焼け、お京の胎(はら)のお米には痣(あざ)ありいまも薄(うつす)り青し 心中ではないが遠くなり近くそのなる人がまと...