2025年3月30日(日)

朝は少し寒いけれど、じきにそこそこ日が出るようです。

  バスタブを洗剤まみれに洗うときわれは何者ただの爺か

  片腕に洗剤まぶしたスポンジを掲げて踊るひょっとこならむ

  ひょっとこひよっとこ唄ひながらにバスタブを洗へば楽し洗剤まみれ

『論語』陽貨九 孔子曰く、「小子、何ぞ夫の詩を学ぶこと莫きや。詩は以て興こすべく以て観るべく、以て群すべく、以て怨むべし。邇くは父に事へ、遠くは君に事へ多く鳥獣草木の名を知る。」

  必ずや詩を学ぶべしあれこれと良きことがある鳥獣草木の名

『古事記歌謡』蓮田善明訳 百三 オオハツセワカタケルノ命
天皇も、
百敷の 大宮人は       大宮仕えの女たち
鶉鳥 領巾取り掛けて     この新嘗に奉仕して
鶺鴒 尾行き合へ       鶉のようにひれをかけ
庭雀 うずすまり居て     鶺鴒のように裳をたれて
今日もかも 酒みづくらし   雀のように群れ集い
高光る 日の宮人       今日こそ酒に酔うらしい
琴の 語り言も こをば    顔もほんのり赤らめて

この三首(百一、百二、百三)は「天語歌」である。こうして、この饗宴では、

三重の采女を賞し、たくさんの賜り物があった。

  鶉のやふに、鶺鴒のやふに、雀のやふに今日こそ酒に酔ふらしき

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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