2022年12月22日(木)冬至
朝から冷たい雨。午前中は家にこもる。十一時半くらいに雨が上がった。 午前六時雨いまだ降れば暗くして赤き尾灯のつらなる県道 柚子あまた浮かべて冬至の湯につかるいろいろあれどまあ、よしとせむ 『老子』下篇53 「...
朝から冷たい雨。午前中は家にこもる。十一時半くらいに雨が上がった。 午前六時雨いまだ降れば暗くして赤き尾灯のつらなる県道 柚子あまた浮かべて冬至の湯につかるいろいろあれどまあ、よしとせむ 『老子』下篇53 「...
曇りがちであったが、やがて晴れる。ただ寒い。 暁闇は繊月いまだ明るくて西空だいだい色にはまだ時間(とき)がある 屑籠は老人臭くわが家は六十代夫婦に九十の母 若ものの寄り付かぬ家はなんとなく老いの臭いのただよう...
朝から気持ちよく晴れている。その分寒いのだ。 けさもまたはるかに高き空をゆく銀の旅客機西へと向かふ 環境にやさしき生活(くらし)からは外れたり空ペットボトルたくさん捨てに 干支印を逆さまに押し年賀状このままで...
朝から雲一つない。だから寒い。 橙色が紺青を制し朝空の明けてゆくなり師走十九日 弦月の宙天高く残るのみ他になにもなし極月の朝 昨夜(きそ)の雨のなごりの道のたまり水けさは寒さに初氷なり
昨夜の雨は大山頂上付近、背後の丹沢山系に雪を降らせたようだ。どうりで寒い。 大山の頂上あたりを隠す雲やがて晴るれば雪の色あり 朝方は黒き曇りが雨ふらす南北に明るき空ひらけしに 一日の指脂に穢れし眼鏡なりしつこ...
寒い曇り空の一日だ。 見あぐれば少しく暈(ぼ)けて西へ赴(ゆ)く飛行機雲あり疾(と)く過ぎ去りぬ 妻よりクリスマスプレゼントに色鉛筆の60色セットをもらった。これは嬉しい。 60色の色使ひ分け葉のいのち写したると...
寒いけれどよく晴れている。 駅に近き小公園に山茶花の赤き花、白き花異界のごとし 昨夜の上條氏からの電話で松坂弘さん、元木恵子さんの死を知る。ショックである。 老齢のうたびとの死をかなしみて追憶のいくつか友と語らふ...