2022年4月11日(月)
山が霞んでいる。春なのだ。 青空に軽く一刷毛の春の雲 ベランダの幸福の木のぶ厚き葉。春のひかりをたつぷりと吸ふ 足もとに蟻をみつけて踏まぬやう足運びをり老いには難儀
山が霞んでいる。春なのだ。 青空に軽く一刷毛の春の雲 ベランダの幸福の木のぶ厚き葉。春のひかりをたつぷりと吸ふ 足もとに蟻をみつけて踏まぬやう足運びをり老いには難儀
春らしい一日だ。菜の花畑や楊のみどりが美しい。 4月1日に見田宗介さんが亡くなったと報道があった。84歳。また一人、重要な時代の羅針盤が失われたことになる。見田宗介(真木悠介)の著書をむさぼるように読んだ日々があった。 ...
新百合ヶ丘の料理屋でむすこの結婚相手に会う。聡明そうないい娘さんであった。しかし昼から食べすぎだ。緊張したせいか疲れた。親になるのもたいへんなものだ。 朝の日に木の芽吹きありうるはしくそばにきてゐる春のやさしさ あけぼの...
さくらの花が激しく散りはじめている。二、三片拾った。明日の画材だ。 喫茶店にしばらくものをおもはざるときあればそれも愉楽のひとつ 6日と同じだが、逢坂剛の百舌シリーズを読んでいる。シリーズ4作目。7作まである。 珈琲を喫...
春らしい一日だ。田んぼに水が入り、鴨が歩いている。染井吉野もそろそろ終わりだ。花ふぶきが散る。吹雪饅頭が食べたくて、買って帰る。 鴨二羽がかたむきかたむき泥田ゆく畦に上がりて身ぶるひしてゐる 吹雪まんぢゅうの餡子の甘さに...
気持ちのよい朝だ。さくらはほぼ満開、木々のみどりが新鮮だ。この数日、逢坂剛の百舌シリーズを読んでいるが、生と死のきわどい展開にたびたび本を閉じる。 染井吉野のはなびら游ぶ町を来て風ふけば踊るさくらはなびら 足もとにさくら...
ようやく雨が上がったようで、今朝は明るい日差しが広がっていた。二日間、ほとんど止むことのない雨だった。木々は少しづつ緑を帯びてきている。そこに朝の日があたりきらめいている。ウクライナではロシア軍による深刻な許しがたい戦争...