2022年3月6日(日)
モデルナのせいか注射をうった左腕が痛いというか重い。椿の花が落ちている。 夏目漱石『草枕』を読む。学生時代に読んでいるはずだが、なんにもわかっていなかったのだろう。これまた凄い芸術家小説だ。洒脱な俳味もあって、いっぽうで...
モデルナのせいか注射をうった左腕が痛いというか重い。椿の花が落ちている。 夏目漱石『草枕』を読む。学生時代に読んでいるはずだが、なんにもわかっていなかったのだろう。これまた凄い芸術家小説だ。洒脱な俳味もあって、いっぽうで...
今日は啓蟄だそうだ。だからだろうか何か腹の中がもぞもぞするような。ワクチン接種3回目にもいってきた。 虫だつた過去をぼんやりおもひだす葉つぱなつかし葉脈に触る 肩肌に注射の針の痛みあり春の風はげしき小川に近く
砂原浩太朗『黛家の兄弟』を読む。『高瀬庄左衛門御留書』に次ぐ神山藩シリーズ。黛家三兄弟の顛末、このどんでんがえし圧巻であった。 小説に没頭したる数刻を息詰めてゐしかほっと息吸ふ さきばしる暦にやうやく追ひつけり紅梅散りて...
まだ寒いけれど、たしかに春の空気である。 短髪の黒髪風になびかせて追ひこしてゆく自転車二台 えりくびのあたりみじかく髪なびけ自転車乙女春したがへて 1922年3月3日、全国水平社創立、今日はそれからちょうど100年になる...
室井康成『日本の戦死塚 首塚・胴塚・千人塚』(角川ソフィア文庫)を読む。「勝者のみの歴史は、常に偏頗的で他者に冷たい。」そのとおりだろう。全国1686例の「戦死者一覧」が貴重だ。近くの戦死塚をたずねてみようか。 戦死塚を...
今日もまた春らしい日である。昨夜また、一昨日についで、こんどはむすめから驚きの報告。なんだよ兄妹そろって、このタイミングかよ。 世界一周一八八万円のポスターに妻と二人で旅に出ようか おどろきも二日になればやぶれかぶれ妻と...
きのうにつづき春めいた日になった。昨夜、むすこから驚きの報告があった。内容はいずれ。 タンバリン、たたきたたきて野をめぐるうれしさはわが心をどらす おどろきの認知はこころ波立たせ熟睡(うまい)を奪ひいくたびも覚む