2021年10月29日(金)
空は雲一つない青天、しかし風が凄い。相模川を越す橋を渡っていると北から来る風に何度か歩みを止められ、しばし堪えるよりなかった。 東洋の秋の紅葉の美しささくらもみぢ葉わが前に降る 黄の色のけやきもみぢは大風に翻弄さ...
空は雲一つない青天、しかし風が凄い。相模川を越す橋を渡っていると北から来る風に何度か歩みを止められ、しばし堪えるよりなかった。 東洋の秋の紅葉の美しささくらもみぢ葉わが前に降る 黄の色のけやきもみぢは大風に翻弄さ...
爽やかな朝だった。西空高くに半分の残月。北風あり。 昨夜の夕餉は鯖の味噌煮だった。 さば喰へば鯖雲うかぶ秋の朝漂白の旅をいざなふ雲居(くもゐ) 青空に半分残る月の色水母(くらげ)のやうなりビル街の上 しらさぎ...
朝からふったりやんだり、午後になるとようやく雨はふりやんだようだ。 秋の日のうつろひやすき空模様少時雨ふりまた傘たたむ けさもまたメタセコイアにひよどりの一羽が鳴けば応ずる一羽 相模川三川合流域の空たかく監視...
朝まで雨だったが、6時半には上がっていい天気だ。 昨夜 ( きそ)の雨ふりつづきなごりの水たまり晴れて青空と白雲映す いづくからか枯れ葉、枯れ枝焚くけむり九階の窓にわづかに届く うれしくて不覚にも涙を落す...
朝少し晴れたが、やがて雲が空を覆い、寒くなる。 けやき樹の葉がおのづから落ちてくる時の定めに黄変をして 色変り落ちたる欅の葉を拾ふ葉つぱのいのち写さむとして 冬物のこげ茶のコートをあがなうて少しくこころ温か...
今日も朝から雲ひとつない晴天。そして寒い。 中庭の木に拠る一羽のひよどりの鳴けば応ずる一羽来て鳴く この空は太初の青さ。青深きところを二羽の鳶廻りをり 信濃より甥の手になるリンゴ来る歌いたくなる林檎うれしや
昨日とは打って変わって、朝から晴天。しかし寒い。 ひよどりは鋭き声にわたりゆく木の間を抜けて明るき方へ あけぼの杉の高きところに鵯はかしましく鳴く恋を呼ぶこゑ 椿の葉むら隠れにさみどりのつぼみかがやく秋の日差...