2021年6月2日(水)
年金事務所へ。一度では用が足りず。明日もまた行かねばならぬ。こんなところがもたついてくるのが老齢化なのだろう。今日、介護被保険者証が届いた。老人の仲間入りだ。 山法師、沙羅の木白き花咲かせざくろ朱の花、あぢさゐの藍 ...
年金事務所へ。一度では用が足りず。明日もまた行かねばならぬ。こんなところがもたついてくるのが老齢化なのだろう。今日、介護被保険者証が届いた。老人の仲間入りだ。 山法師、沙羅の木白き花咲かせざくろ朱の花、あぢさゐの藍 ...
今日から6月。気持ちの良い日だ。しかし、大山は夏雲の中。 大山は夏雲どつしり雲ん中雨ふるところに美女仏降り来る 越後高田のちまきいただく笹はがし黄な粉まぶして口にほおばる 中庭の枇杷にも実る小さき実背伸びして...
晴天というわけではなさそうだ。 山椒の実の粒水にしづかなり星なき夜は山椒を煮る 抒情詩人は声太くしてあの岩のトンネルのむかうに草つみてをり
65回目の誕生日だ。いよいよ老齢年金を申請する年だ。つまり老人だ。 田に水の入れば蛙鳴(あめい)のかしましくあちこちに鳴く、這いのぼるあり 偏屈なる顔した蝦蟇のかたちしてわが這いあがる畔の上に 鴨二羽が水田に...
雲が多いが、雨は降らなそうだ。 枇杷の木に枇杷は実をつけたわわなり腐(くさ)れて落つるものありけにり 水羊羹に匙入れて少し畏まる松の太枝にむかあひつつ
植松三十里『大和維新』読了。大和(奈良)と聞くと読まずにはいられない。2018年の刊行だから、ずいぶん遅くなったが、奈良県の消滅と復活、その運動の中心だった今村勤三とその子ども世代の医師・今村荒男と陶芸家の富本健吉が出て...
朝から一日中雨。夏つばきに花が咲く。 スーパームーンのあくる日は雨の一日なりそんな朝(あした)に咲く夏つばき この木にも聖なる霊の宿りたる雨のふる日の沙羅の木の花