2021年1月24日(日)
雲去(ゆ)けば大山、丹沢の高きところ白き雪残る冬のさねさし <主人メモ> 昨夜、山は雪雲の中にあった。 禄亭大石誠之助この日死すわが愛すべき紀ノ國びとなり 灰青色の雲は明日降る雪含みわが住み暮らす町の上(へ)にある...
雲去(ゆ)けば大山、丹沢の高きところ白き雪残る冬のさねさし <主人メモ> 昨夜、山は雪雲の中にあった。 禄亭大石誠之助この日死すわが愛すべき紀ノ國びとなり 灰青色の雲は明日降る雪含みわが住み暮らす町の上(へ)にある...
冬の雨にうるほふ頬のしつとりと妻よ三十五年ともに暮らしき 土曜日の朝刊の愉しみの読書欄けさの本には食指動かず <主人メモ> 久しぶりの雨、 ここのところ乾燥していたので、 気のせいかしっとりして肌に潤いが戻ったよう...
川淀に鯉五尾つどひ喫緊の話題は鴨の横暴について <主人メモ> 橋梁から川を覗きこむ。 鴨多し。 体感をジャズのピアノに合はせたりロックグラスがスイングしてゐる <主人メモ> この日付のある短歌を作...
大寒の海にふんどし一枚で入りゆくといふオレにはむりだ <主人メモ> 大寒だそうだ。 山田風太郎の奇譚にこころはづませて室町末期の京(みやこ)に遊ぶ <主人メモ> 山田風太郎『室町お伽草紙』読了。 信長、謙信、...
シーソーに孤りあそべる老人にわらんべすらだに近よらざりき <主人メモ> 散歩途中近くの公園に暫時(しばし)息(やす)む。
金色の大孔雀王を幻視する明恵歓喜(くわんぎ)の涙したまふ あけてゆく椿の闇に花三つ赤(あか)鈍(にび)色(いろ)のあやしく開く 眼前にカラスの屎(くそ)が落下するカラスのくそ(、、)はま白き色なり <主人メモ> 明...
山の上の朝焼け雲のあかるくて悪夢にしんどき心にはよし 河原の枯れ草藪にひそみ鳴くすずめ飛びだす、次いで斑鳩(いかる)も <主人メモ> またもや夢。 どうやら修学旅行の引率をしていたようである。 現地解散。私と同僚一...