2024年4月1日(月)
今日から四月だ。朝、雨。いったん止むも、また降るそうだ。そして午後三時には晴れる。 気がつけば廊下の奥に立ってゐる醜き老婆わが母ならむ 九十を超したる頃から惚けつづく醜き老媼いらんことする 明かりなきキッチン...
今日から四月だ。朝、雨。いったん止むも、また降るそうだ。そして午後三時には晴れる。 気がつけば廊下の奥に立ってゐる醜き老婆わが母ならむ 九十を超したる頃から惚けつづく醜き老媼いらんことする 明かりなきキッチン...
青天、外気は暖かいが、室内はそれほどでもない。午前中に厚木駅をぐるっと回って、北へ海西中を経て、踏切を越え、公園に入って、ルアンジュへ。けっこう歩く。 こんな日は『左川ちか詩集』が相応しき「私の感情は踊りまはる」 ...
朝から晴れて、青天。本厚木へ買物に行った。小田急線に往復一駅、されどよく歩いた。午後もクリエイトを中心に歩く。 あけぼの杉の天辺あたり陽はあたり燃ゆるがごとし朝のひかりに ひさびさに空が明かるく開(ひら)けゆく弥...
雨に南風、南風が強い。こりゃたいへんだ。ベランダのサンダルが水浸しだ。 抽斗に春のセーター動きだすざはざはさわぐ水色、黄色 淡きブルー、イエローの春のセーターの主張をはじむわれこそ吾こそ せっかくの春の日の朝...
曇り。寒い。夕方、雨がくるらしい。 いつまでも余寒のごとき日がつづく三月下旬けふも晴れざる 水仕事にトイレが近しこれもまた老いの証しか致し方なし 風呂上がりのメガネが曇る鏡のうち輪郭暈けし異形のすがた 『論語...
ようやく朝から晴れである。やはり晴れているだけで、明るい気持ちになる。リハビリ、塗絵の課題あり。 キッチンにビニール手袋が生きてゐるまるで人の手うごきはじめる 不可思議のキッチンの棚夜になれば扉が開き皿、碗とびだ...
今日も朝から雨、次第に強く降る。 昨夜、徳田秋聲『あらくれ・新世帯』を読み終える。このところ秋聲が気になっていて、とりあえず岩波文庫のこの一冊を読んだ。「あらくれ」はお島が主人公、男をたびたび変えて東京と山国をいったりき...