2023年3月16日(木)

朝から晴れ。外は暖かだが、部屋の中はいささか寒い。   朝の日を蒐めて明るきあけぼの杉枯木(かれこ)立(だち)なれど枝に赤き芽   春コートまとふてわたる相模川冷たき風が橋梁を吹く   数少し減りたるやうに水のうへ残る春...

2023年3月15日(水)

よく晴れているが、いささか冷たい。   うすら寒きこの朝も木蘭の花のもとコートのポケットに手を入れて吾(あ)は   茶の樹皮のささくれて春の沙羅の木の枝にみどりの芽のあまた付く   つばきの花つぎつぎ落ちて公園の一隅 赤...

2023年3月14日(火)

朝方は曇り、やがて晴れてきたが、あまり暖かくはない。   曇りなれど風弱き朝中庭のあけぼの杉は春芽赤らむ   界隈をひよどり二羽がかけめぐる公園、マンション、手もみ屋あたり   となり町の空家の家の大木の白木蘭あまたの花...

2023年3月13日(月)

朝はまだ降っていなかったが、じきに降りだし午後一時過ぎに止んだものの、どんよりとしている。   救急車の音に覚めたり。朝まだき明けぬどこかに病む人がゐる   木蘭の花ひらききり妖艶の色香ただよふ中庭(パティオ)にをりき ...

2023年3月12日(日)

四月並みの暖かさとは思えぬ寒さであった。東京駅で息子と会って、妻と三人でステーションギャラリーで開催されている「佐伯祐三 自画像としての風景」を観てきた。けっこう人が入っていたのには驚いた。佐伯はたしかに人気のある画家だ...

2023年3月11日(土)

東日本大震災のあの日から12年。この日も忘れられない日だ。   あの日の午後大揺れに揺れ怖ろしき数分なれどいまだ怖ろし   中庭の白木蘭がいつせいに白かがやかす三月十一日   白木蘭咲くべくなりてかがやきぬ   鎮魂の花...

2023年3月10日(金)

東京大空襲、あの日から78年。忘れてはならない日だ。   夔(き)のやうなかたちの雲が雨上がりの空に浮かぶはなにかあやしき 夔は神様である。そのうち私が模写した絵が、歌日録に上がるはずです。おたのしみに。   大山の後ろ...