2022年10月6日(木)
ひさびさの悪夢の夜だった。午前2時くらいに覚めた夢では、懐かしい友と紅葉の道を共に歩いていた。こんなすばらしい紅葉は見たことがないなどと言いながら楽しかったのだ。それが突然に道を失い、友は崖から落ちてゆく。援けられない。...
ひさびさの悪夢の夜だった。午前2時くらいに覚めた夢では、懐かしい友と紅葉の道を共に歩いていた。こんなすばらしい紅葉は見たことがないなどと言いながら楽しかったのだ。それが突然に道を失い、友は崖から落ちてゆく。援けられない。...
母の介護認定のため調査員が来る。ほぼ1時間、なんだか緊張した。感触では要支援といったところだろうか。お昼ごろに降りはじめた雨はずっと止まない。 彼岸花のむらがり咲ける路傍なり雨ふれば花もわれもずぶぬれ 雨の昼しづかに秋の...
朝は涼しい。しかし10:00を過ぎた頃から暑い。30℃に届くらしい。この暑さのせいかしつこくコバエは存在している。 生きのこりのコバヘが潜む生ごみのわが家の袋に殺意放てり 六本の脚ひらききり流さるる一匹のコバヘの運命を見...
穏やかな日であるが、それなりに暑くはなっている。 けさの空はこつてりとしたペースト状、全天覆ふがごとき白雲 地球にはすでに宇宙人が侵入してロシア政府中枢部の人となり替はる 秋日和ハガキを一通投函に 揺れたるは丈高きひまは...
気持ちのよい朝だ。秋のひかりにあふれている。 秋空を相模線ゆく軽やかに 朝の陽の桜の木よりこぼれくる十月二日まだ秋の口 コンバインにさきがけて鷺が舞ひ降りる稲穂かがやく金色(こんじき)の田に 鷺こそが阿弥陀如来のごとくな...
今日から10月だ。早いのか。今年もあと3か月。 このあまき香りを木犀と覚るまでしばし記憶の空(くう)にたゆたふ マンションの前の物流倉庫が消滅する以前は、敷地を取り囲んで金木犀の木が植えられていた。九月半ばくらいになると...
昼間は暑いが、秋である。 虫のこゑいつか途切れて明けてゆく秋空の下違ふ虫鳴く マンションのドアを出てゆく蟋蟀の威風堂々たる黒き正装 モーニングを着てゐるごとしちちろむしのつそりとわが足もとに寄る