2021年10月26日(火)
朝まで雨だったが、6時半には上がっていい天気だ。 昨夜 ( きそ)の雨ふりつづきなごりの水たまり晴れて青空と白雲映す いづくからか枯れ葉、枯れ枝焚くけむり九階の窓にわづかに届く うれしくて不覚にも涙を落す...
朝まで雨だったが、6時半には上がっていい天気だ。 昨夜 ( きそ)の雨ふりつづきなごりの水たまり晴れて青空と白雲映す いづくからか枯れ葉、枯れ枝焚くけむり九階の窓にわづかに届く うれしくて不覚にも涙を落す...
朝少し晴れたが、やがて雲が空を覆い、寒くなる。 けやき樹の葉がおのづから落ちてくる時の定めに黄変をして 色変り落ちたる欅の葉を拾ふ葉つぱのいのち写さむとして 冬物のこげ茶のコートをあがなうて少しくこころ温か...
今日も朝から雲ひとつない晴天。そして寒い。 中庭の木に拠る一羽のひよどりの鳴けば応ずる一羽来て鳴く この空は太初の青さ。青深きところを二羽の鳶廻りをり 信濃より甥の手になるリンゴ来る歌いたくなる林檎うれしや
昨日とは打って変わって、朝から晴天。しかし寒い。 ひよどりは鋭き声にわたりゆく木の間を抜けて明るき方へ あけぼの杉の高きところに鵯はかしましく鳴く恋を呼ぶこゑ 椿の葉むら隠れにさみどりのつぼみかがやく秋の日差...
朝から寒い。そのまま気温は上がらない。そして雨。 小田急線に相模川橋梁を渡るとき雨が降り込む窓を流るる 閑散としたる車両に夕飯の買物の荷をぶら提げて乗る
横須賀短歌会の例会に出席のためJRで茅ヶ崎、大船経由、横須賀へ。 軍港はさざ波立ちて塵芥(ちりあくた)集まるところ上下してをり 横須賀にイージス艦は一隻のみ高きところを鳶が廻れる
青天ひろがる空であったが、昼から雲が動き出す。 相模線来ればたちまち飛び立てる鵯(ひよ)の一群(ひとむら)朝寒き空 けなげにも百日紅(さるすべり)なほ花赤き一木(ひとき)あり秋のひかりを浴びて