2021年9月27日(月)
夏と秋の端境期ということか。サルスベリはまだ花を着けているが、風は秋の涼しさ。 さるすべりの花色褪せてこぼれ落つ大き自然のたゆたひ移る 鉛色の厚き曇りのすきまより覗く空ありたましひの色 川土堤(どて)を遠ざか...
夏と秋の端境期ということか。サルスベリはまだ花を着けているが、風は秋の涼しさ。 さるすべりの花色褪せてこぼれ落つ大き自然のたゆたひ移る 鉛色の厚き曇りのすきまより覗く空ありたましひの色 川土堤(どて)を遠ざか...
朝から涼しいというか寒いくらいだ。トレーナーを着て散歩。 サラダ菜にトマトにチーズ日曜の晨(じん)朝(でう)はおしゃれに妻とパン食む 大山のいただき侵す雲の先端(さき)触手のごとし雨気を孕みて 黒き鵜の橋のう...
朝は雨だったが、じきに止んで青空もある。しかし雲が多い。24℃。爽やかである。 稲の穂の垂れて黄金の田の畦に白鷺、蒼鷺並び立ちをり 夜の闇に怪を求める。 狐狸千載を経て怪をなすわが古ぎつねいまだ怪なさず 古杉...
朝は涼しかった。しかし昼過ぎには30℃近い。暑い。 夜の闇にまなこ瞑(つむ)りておもひをり高市(たけちの)黒人(くろひと)旅の瞑想 二連蝶、黄の蝶の舞ひゆく夏を惜しむか河畔の林の奥に
秋分の日。今日は昼・夜の食事の買物ついでに散歩。11時、30℃越え。 あけぼの杉の葉むら萎れてゆくやうな衰へ覚ゆ秋深くなる バナナの皮むけばバナナに傷がある傷そのままにバナナ頬張る 今日も田圃の中を歩いた。 ...
相変わらずあんまりいい夢を見ない。 焼却台の上には骨灰とペースメーカーわがいのちの終焉(はて)寂しきものよ 骨灰と電子機器かこむ家族らのささめく笑ひあればまあよし 図書館周辺の田んぼを歩く。 黄金(こがね)田...
この数日続いている爽やかな朝であった。昼は27℃で暑い。 相模川を渡って隣町へ買物に。 清流に鮎の影ひかる川辺には蒼鷺がいま翔び立ちゆけり アフリカの妖しき闇にひそむ神その像を写しこころあやしき