2021年9月5日(日)
雨でなく、青空も覗く日である。妻の故郷から届いたブドウを娘に届けに行く。ついでに3人で蕎麦屋へ。この蕎麦がうまかった。 蕎麦を喰ふ店の木に鳴くあぶら蟬 昨夜は悪夢に醒める。ある高校で講師を務めた。話し終えた後、感動し...
雨でなく、青空も覗く日である。妻の故郷から届いたブドウを娘に届けに行く。ついでに3人で蕎麦屋へ。この蕎麦がうまかった。 蕎麦を喰ふ店の木に鳴くあぶら蟬 昨夜は悪夢に醒める。ある高校で講師を務めた。話し終えた後、感動し...
今朝は珍しく雨が落ちてこなかったが、それも時の間、降ったり止んだりだ。 数日ぶりの雨降らぬ朝うす雲を破りて覗く青き天空 天空を領する鳶の回遊を避けるか小鷺河辺を離る うすら白き鳥の羽毛が散らばればここが狩場か...
迢空忌 昨日から雨はずっと降り続いて、今日も朝から雨。止まない雨。20℃前後、涼しい。 屈託のわれにもあれば朝の雨老いて乾ける指の爪研ぐ 近ごろは老いの乾きに悩むなり水欲るではなく恋に乾けり 百日紅(さるすべ...
朝から雨。小雨ながら止むことがない。 先生の夢を見た。バスでどこかへ向かっている。奥さんがいる。途中から長谷川政春さんも加わり、目的地のバス停で降車。ここがどこかわからない。バスは混雑していて長谷川さんに挨拶できなかった...
関東大震災から98年だという。私の住み暮らすこの辺りも大きな被害を受けている。震災被害を刻む碑がある寺があり、隣町には「あゝ九月一日」と刻まれた大きな碑が川っぷちに立っている。 ベランダに立てば見えたる電波塔九月一日...
曇りがちながら30℃を越えている。朝、蚯蚓の干乾びた死骸があちらこちらにころがっている。相模川を渡り隣町へ買い物に。31℃。 蟬につぎ蚯蚓あひつぎ討ち死にす数多のみみず道に干乾ぶ 相模川橋梁の下を飛ぶ鷺の黒き脚、...
31℃。橋を渡り隣町へ。相模川の流れにはまだ濁りが残っている。午後3時、34℃。 蟬の翅落ちてしづかに透りけり 蟲のこゑ終夜鳴き継ぎ鳴きやまずわが就眠の時削りをり 蟬の声鳴き熄むときの静寂は季節(とき)の移り...