2021年2月13日(土)
五千歩をあるいてくればここは何処(いずく)しだれ梅紅き花着けてをり 先生の歌集をさがす本の山、本棚の奥にやうやく揃ふ <主人メモ> 京都の青磁社から『岡野弘彦全歌集』の膨大なゲラが届く。 解題を書かねばならぬ。
五千歩をあるいてくればここは何処(いずく)しだれ梅紅き花着けてをり 先生の歌集をさがす本の山、本棚の奥にやうやく揃ふ <主人メモ> 京都の青磁社から『岡野弘彦全歌集』の膨大なゲラが届く。 解題を書かねばならぬ。
ボンカレーのボンとは何かと問ひたれど誰も答へ得ず肉だと決めつ 小学生のオレでもこれならできさうだ鍋に三分はけつこう長い 駅前のさくらの枝に早き花枝には枝のゆゑよしあらむ <主人メモ> 今日は、今から53年前の196...
エリック・サティ『ジムノペティ』をながしつつ『喪神』を読む至福の時間 <主人メモ> 『喪神』は五味康祐の時代小説
冬川の水底浅きほとりには紅梅白梅花にひかりあり 垣のうちに夏みかんあまた実らせる庭を覗けば猫の目に会ふ
橋をわたりとなりの町へ鴨遊ぶ川のながれを覘き込みつつ 清響乾坤を包む一瞬をおもひみむとし想ひみがたき <主人メモ> 綱淵謙錠『史談往く人来る人』を読みはじめるとすぐに 五十余年の夢 覚(さ)め来(き...
一町ほど先の踏切警報の高く鳴りだせば歩を緩めゆく <主人メモ> 今日も散歩。 歩きはじめて500歩あたりで角を右折すると、 踏切を電車すぎゆく暫しの間ふところ手して寒天に堪ふ <主人メモ> 今日は寒いのだ。
蓮實重彦の暴言のごときが楽しくて新書一冊たちまちに読む ちょっと「濃い」コーヒー飲めば妻と観し古き映画の接吻(キッス)場面(シーン)想起(おも)ふ <主人メモ> 蓮實重彦『見るレッスン 映画史特別講義』を読む。 『...