2025年3月2日(日)

朝方は寒かったものの、だんだん暖かくなる。 眉月の時があった。   見えぬほどの眉月残るみんなみの空水の色ただ平らかに   眉月といふ美しき日本語に思ひ到れり如月の朝   ただ無心に空を仰げば朝空の高きにほ繊き眉月浮かぶ...

2025年3月1日(土)

今日も、朝は寒いのだが、やがて春のような。   雨降るを告知しつつ鳴くからす二羽連れゆきてさねさし曇天   雨降るを告知せりけり黒雲よりぽつりぽつりと雫したたる   わが頭上を雨来る知らせを告げてゆく二羽のからすの強き鳴...

2025年2月28日(金)

寒いが、やがて春のように。   細月の薄きが残るみんなみの仄青き空無限のひろがり   遅々として動かぬ朝の残り月みんなみの仄青き真中に   しばらくは残りの月を追うたれど余りに遅き動きに堪へず 『論語』衞靈公三五 孔子曰...

2025年2月27日(木)

朝は寒いが、少し暖かくなるらしい。   映像には幾たびも見し山椒魚もったりとした水中の動き   宿の庭に箱に飼はれたる山椒魚濃きさみどりの苔軀(み)にまとふ   わづかづつ手足を動かすは山のけもの山椒魚は罠に落ちたり 『...

2025年2月25日(火)

よく晴れている。   老荷風のあとを慕ひて椿の花ぽつぽつと咲く小径を進む   椿の花ぼってりと咲く一本の木を見て過ぐる路地の一隅   椿の花赤きが咲きてはなやげるこのめぐりしばしうるほふごとし 『論語』衞靈公三二 孔子曰...

2025年2月24日(月)

晴れてるが、寒い。   後朝に分かれてつらき楕円の月この道さびしき女との別離   女との別れに浮かぶ朝の月あかるきひかりはよりあはれなり   木の藪に隠れ行きにし京(みやこ)までなげきばかりに涙せりけり 『論語』衞靈公三...