2024年6月24日(月)
朝は涼しいが暑くなる。雲が多いのだけれども。 杏の木に杏の花見ず果実喰ふことしの木の実大きかりけり 長野より妻持ちかへる杏の実ことしはいたく太りたるもの だいだい色の杏子の果実を齧りをり信濃の国の杏をかじる ...
朝は涼しいが暑くなる。雲が多いのだけれども。 杏の木に杏の花見ず果実喰ふことしの木の実大きかりけり 長野より妻持ちかへる杏の実ことしはいたく太りたるもの だいだい色の杏子の果実を齧りをり信濃の国の杏をかじる ...
朝から雨。昨夜から降っている。葉室麟『峠時雨』を読んだ。時代小説は、ひさしぶりだ。時代小説は、やっぱりいいなぁ。そこでやめておこう。愛情あふれる小説は、自分で読むよりない。 梅雨に入る後の雨なり激しくも道路を走る自動...
朝から青天。涼しいが、暑くなる。 涼しきうちにあらゆることを済ませておこふわが家のゴミのけふは少なき ゴミ袋をぶらさげてあけぼの杉の樹下をゆく少し影濃しその影踏みて 皐月つつじの花の残骸木に付きてどうもけがら...
朝から雨。けっこう激しい。柚月裕子『チョウセンアサガオの昨く夏』読了。柚月には珍しい十一の短編集だがそれぞれに怖いのだが、運命、そして涙がある。読みがいのある一冊だった。 北からの風に押されて歩きゆくがたぼこ道を背中...
今日も朝から天気はいい。暑くなりそうだ。 徳田秋聲『足迹』を徳田秋聲記念館文庫にて読む。『黴』の前編にあたる小説だが、ようやく手に入れ読むことができた。なかなか既存の文庫本が手に入らず金沢の徳田秋聲記念館で刊行しているの...
朝から青天。雲がない。 キャベツ畑にてふてふ二頭まひをどるからみあひつつまた離れつつ キャベツ畑のうへとぶ白き蝶二頭上になり下になり踊るがごとく いつのまにか消えたる蝶、のゆくへ追ふ天上たかく浄土の方へ 『論...
雨。よく降る。激しく降るらしい。 わが眼鏡と妻の眼鏡が卓上に対峙してゐる睨みあつてる 近視度はすこしだけわれが勝つもののメガネのセンスは妻のはうがいい 卓上に妻のメガネが開いたまま本を読んでる百ページあたり ...