2024年3月9日(土)
朝は靄がただよい、山は雪で白く幻想的な景色であった。 胎児がみる夢のごとくに壮大なる宇宙のひろがりいのちの力 夜がらすの鳴くこゑ聞こゆくらやみのいづくに鳴くやその不気味ごゑ 不穏なり。夜がらす鳴けば戦代(いく...
朝は靄がただよい、山は雪で白く幻想的な景色であった。 胎児がみる夢のごとくに壮大なる宇宙のひろがりいのちの力 夜がらすの鳴くこゑ聞こゆくらやみのいづくに鳴くやその不気味ごゑ 不穏なり。夜がらす鳴けば戦代(いく...
寒い。都心は雪だったらしが、このあたりは冷たい雨。やがて上がる。そして、また降る。 カフェ・オ・レを飲めば少しく目が覚めて悪夢の夜も明けてゆくなり いくたびも夢にめざめてこころぼそしああ悪夢あり夢に逃げをり ...
曇りというところか、それでも寒い。 『HHhH―プラハ、1942年』(創元文芸文庫)読了。骨のある本であった。HHhは、「ヒムラ―の頭脳はハイドリヒと呼ばれる」という意味だそうだ。悪辣なナチスの高官であった。そのハイドリ...
朝から冷たい雨、そして北風。だから寒い。 二、三日前のことだが、部屋に蠅がいた。冬の蠅だ。 何処からか迷ひ入りたる冬の蠅頼りなげなりわれに打たるる 部屋のなかを蠅が来てゐるふらふら游ぶも頼りなげなる ふらふら...
朝から曇り。昼頃から雨になるようだ。 一昨日のことだが、 早咲きのさくら木のもと愛らしき目白来ぬるに春もくるらし 目のめぐり白き化粧に愛らしき目白ついばむ小さな草らし 昨日とは打って変わって曇り空冬にもどれる...
晴れ。15度まで上がるという。 読みたい本、読み直したい本が、山のようにある。ただ、こんなペースでは読み切れない。本を読むスピードは確実に落ちている。若い頃の半分ほどか。そうすると読む順番が問題になる。新しい本が先になり...
桃の節句。良く晴れている。 珈琲はカフェイン多く禁じられ目覚めぬばかりか眠りたくなる カフェラテならいいのか一日に二杯喫むなにもかはらず目覚めたりけり 朝のひかりにわが影伸びてたちまちに自動車(くるま)に敷か...