2023年11月27日(月)
昨日は寒かったが、今日は少し温度が上がっている。 日の出とともに妻が勤務(つとめ)に出でてゆく霜月二十七日駅までの道 われもまた中古品なり古びたる欠陥があるわれならなくに 妻はこの春から玉川大学で書を学んでいる。...
昨日は寒かったが、今日は少し温度が上がっている。 日の出とともに妻が勤務(つとめ)に出でてゆく霜月二十七日駅までの道 われもまた中古品なり古びたる欠陥があるわれならなくに 妻はこの春から玉川大学で書を学んでいる。...
寒い。6℃だという。昼間、上がっても11℃らしい。寒いのだ。空は雲が多い。 シャツを脱ぎ、ズボンを脱げば堆(うづたか)し着衣重ねし布団の傍ら ミルク飴ほほばり歩む室(へや)のうち狭いが口中甘やかに匂ふ 卓上に...
三島由紀夫、森田必勝自決。あれから53年。今日は雲が多い。そして寒い。 あの日から五十三年。三島由紀夫、森田必勝の自刃弔ふ 二人の首を並べて写す新聞の首と血に動揺し忘れがたし 電柱より平屋の屋根に飛び移るから...
いい天気だ。リハビリで北の公園へ。歩きが早くなったと言われた。3時、久米さんくる。 けふもまた廊下に椿(かめ)象(むし)がうづくまる生死判別(わか)り難く虫には触れず 椅子を引き椅子の背に手を添へながらふくらはぎ...
今日も晴天だが、南方に秋の雲がある。新嘗祭の日だから晴れるのだろうか。20℃になるとか。 けやきの木、葉のしよぼしよぼが風に揺れ、遠くまで飛ぶ。その枯葉たち 秋の木の枯葉のたまる欅への小径かさかさこそりと足裏たぬ...
今日も、ほんとうに晴れ。雲ひとつない朝だ。りんごが届く。須坂の甥だ。 炊飯器の蓋をあければ新米の匂ひかぐはし妻のごときぞ ひよろひよろよろめく歩み木枯らしに吹き散るけやきの葉をば踏みしめ 杖に頼り歩む野痩(や...
寒いけれど朝はいい天気だ。だんだん温度が上がっていく。 さながらに木々を紹介するやうに妻がゆく駐車場までわれは見下ろす 冬はつとめて朝がよいなるほど朝の青涼ぞよし 老いの性にもてあそばれて夢のうちもんもんとし...