2023年11月21日(火)
寒いけれど朝はいい天気だ。だんだん温度が上がっていく。 さながらに木々を紹介するやうに妻がゆく駐車場までわれは見下ろす 冬はつとめて朝がよいなるほど朝の青涼ぞよし 老いの性にもてあそばれて夢のうちもんもんとし...
寒いけれど朝はいい天気だ。だんだん温度が上がっていく。 さながらに木々を紹介するやうに妻がゆく駐車場までわれは見下ろす 冬はつとめて朝がよいなるほど朝の青涼ぞよし 老いの性にもてあそばれて夢のうちもんもんとし...
朝から晴天。なんともいい日だ。 なんだか父のことが懐かしい。61歳で亡くなった。生きていれば95歳だ。 辰年は父の生れ年。龍昇るごとくたちまちあの世へむかふ シャワー浴びて湿つぽくなるわれならむ涙もろきは老いの証...
良い天気だ。青空が広がる。 大山が紅く色づく朝明けに今日もよき日であることを祈る 大山につらなる山を紅くして日は昇りくるひむがしの地平 西之島を出現させる噴火あり十年を経て島大きくなる 13倍だそうだ 永井荷...
いい天気だ。昨日より暖かい。 卓上に蜜柑ひとつが置かれたりしばし思ふは恥、悔い、怒り 佐賀産のみかんの甘さ口中に頬ばるときのセンチメンタル 行き暮れてゆくへ失ふ老年の尾につながるか欲、涙、悲哀 ベランダに...
朝から雨、途中、少しの間止むものの、昼過ぎまで降る。そして上がるようだ。午後、雨止む。 街灯り、マンション明り、自動車の後尾灯の点滅、雨中に昏るる 真夜中のベランダに街を眺めやるマンションの階段灯明るく見える ...
明瞭な朝。東の空が朱茜色に明けてくるが、寒い。この寒さに、初のエアコンを使う。 ひむがしの空低きところ茜色に彩られさねさし朝の濫觴 老いの性せむなきものに悩まされ深夜いく度も目覚めたりけむ 一昨日、国立がんセンタ...
昨日は疲れた。戻れば海老名は昏かった。 卓上に置かれたメガネ一日を疲れし妻の眼鏡がひかる 鶺鴒二羽愛らしきこゑにもつれ合ひ乱舞を見せる九階の空に もつと高く鳶がめぐれる海老名の空朝飯食ひつつ窓越しに見ゆ 『論...