2025年3月1日(土)

今日も、朝は寒いのだが、やがて春のような。

  雨降るを告知しつつ鳴くからす二羽連れゆきてさねさし曇天

  雨降るを告知せりけり黒雲よりぽつりぽつりと雫したたる

  わが頭上を雨来る知らせを告げてゆく二羽のからすの強き鳴声

『論語』衞靈公三六 孔子曰く、仁に当たりては、師にも譲らず。」

仁徳を行うに当たっては、師にも遠慮はいらない。

そうだよなあ。

  先生曰く仁徳を行なふ時にはわたしにも遠慮はいらず行ふべしや

『古事記歌謡』蓮田善明訳 七三 タケノウチノ宿禰
タケウチノ宿禰は、また歌をもって、

高光る 日の御子        皇子よ よくこそ問い給う
うべしこそ 問ひ給へ      まことによくこそきき給う
まこそに 問ひ給へ       わたしはまれな長生きで
我こそは 世の長人       いろいろ聞いてもおりますが
そらみつ日本の国に       日本の国で雁が卵を
雁卵産(かりこむ)と いまだ聞かず     産んだ話は聞きません

  われこそはまれなる長生きしかれども日本国に雁が卵を産むとは聞かず

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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