2025年4月5日(土)

久々の快晴である。風が強いらしいが、本当に久しぶりの晴だ。ちょっとうれしい。

  寝る前にベルナール三錠高価なる薬物を飲む効きてゐるのか

  手が延びて足が縮まり首長の老いがわれなり醜きものぞ

  山茶花の花びら拾ひかがむときああ老いたるや赤き花びら

『論語』陽貨一五 孔子曰く、「鄙夫(ひふ)は与に君に(つか)ふべけんや。其の未だこれを得ざれば、これを得んこと患へ、既にこれを得れば、これを失はんことを患ふ。苟もこれを失わんことを患ふれば、至らざる所なし。

  身分の低い、粗野な男は主君得ても使ひものにはならざるべしや

『古事記歌謡』蓮田善明訳 百六 志毘臣
今度は志毘臣の方から、
大宮の (をと)端手(はたで)       あなたの宮の軒ははや 傾きかけておりますぞ
(すみ)(かたぶ)けり           気をつけなさい御位も

  大宮の軒の端手はもう早く傾きかけたり注意すべし

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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