いい天気だ。途中から曇りになるそうだが、おおむね春らしい。
自動販売機の下に平たき西洋蒲公英ここにもことしの春が来てゐる
木蓮の枝ごとにある花ひらく純白の花日にうつくしく
いつのまにか暖かくなり春の気配小さき花のむらさきひらく
『論語』陽貨二二 孔子曰く、「飽くまで食らひて日を終え、心を用ふる所なし、難いかな。博奕なる者あらずや。これを為すは猶已むに賢れり。
なにもしないより博奕でもするほうがいい心用ふる
前川佐美雄『秀歌十二月』一月 大伴家持
あたらしき年の始めの初春の今日降る雪のいや重け吉事 (万葉集巻二十・四五一六)
『万葉集』全二十巻の最後の歌である。