2021年3月20日(土)
こもりくの山の墓苑にいち早く死者が喜ぶさくら花咲く 河を渡り山に近づくにこぶしの花天空を浮く花盛りなり <主人メモ> 明日が彼岸中日だが、雨らしい。 今日墓参りに行ってきた。
こもりくの山の墓苑にいち早く死者が喜ぶさくら花咲く 河を渡り山に近づくにこぶしの花天空を浮く花盛りなり <主人メモ> 明日が彼岸中日だが、雨らしい。 今日墓参りに行ってきた。
ひよどりのするどきこゑの電柱の上にひびけり若きひと声 木蘭の花のむかふに椿の花毒づくごとしまつ赤な花は
土筆坊(つくしばう)を摘んでよろこぶ爺(ぢぢい)かな女子高生に笑はれてゐる <主人メモ> 昨日から彼岸だそうだ。 おはぎを買ってきた。 コンクリートの破(わ)れ目に並ぶスミレ草むらさきの花は春を連れ添ふ 福島泰樹『...
木蘭の花咲き惚けて散り落つる純白の花は汚れやすし 沈む日の遅くなりゆきいつまでもあかるき山の霞むがごとし 夕焼けが飛行機雲を染めてゆく海棠の花まだ咲かぬ庭 <主人メモ> 心臓ペースメーカーのおかげで身体障碍1級であ...
青き瞳の猫太りすぎ重くして路傍に落とせばうらめしげに鳴く <主人メモ> 今日は青い瞳の猫の夢。これまた悪夢である。 その大きな猫を抱えて仙台駅に降り立った。 太りすぎた猫を保護する施設があるらしい。 猫は巨大すぎて...
大山も、居並ぶ山も春の山けさは笠雲一つが浮かぶ <主人メモ> 今日は四月並みのあたたかさだという。
水栽培の風(ヒヤ)信子(シンス)この頃見えざるは街に美少年滅びたるか <主人メモ> 今朝がたの夢もまた行方不明になりそうな夢であった。 黄昏の街、既知の街である。