短歌 8月21日(木) Posted on 2025年9月21日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 暑い、暑い。 肥満型と痩型の女二人肩をならべて日傘を開く 一人は黒いワンピースもう一人はのしゃれた服いづこへ行くか肩を並べて この道を行けば間近に駅がある改札入れば二別れする 『孟子』梁恵王章句下8-3 「臣...
短歌 8月20日(水) Posted on 2025年9月20日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 暑いのだ、暑いのだ。 ハン・ガン『涙の箱』、美しく、悲しくなり、心ゆたかに、しあわせになるような童話である。 積みあがる本の山よりてくるまだ読むことなかりし小説 女性の書く『京都異界紀行』新品のまま読まぬが出てく...
短歌 8月19日(火) Posted on 2025年9月19日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 今日も亦、暑い、暑い。 重ねたる本の数冊。読み、読まねばならぬしかし読み得ず つぎつぎに読みたき本の名をあげる。その半分も読むことかなはず 長谷川二郎の二冊の文庫気になれど現代推理小説がおのづから先に 『孟子...
短歌 8月18日(月) Posted on 2025年9月18日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント また、また猛威、暑くなる。 人を憎むはわれならむかな些細なることに反応したり これの世に戦乱なくなることぞなき人を憎むもやむことなきか 夜の暗きに唐突にミサイル、無人飛行機都心を襲ふ 『孟子』梁惠王章句上7-...
短歌 8月17日(日) Posted on 2025年9月17日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 35℃になるそうだ。暑い。 汽鑵車が真夏の森を抜けてくるみどりの色に染まり出てくる カーブするときに警笛ひびかせてみどり穂をなす草原抜ける 汽鑵車の音立てて来る平原に窓から落とす毒薬の瓶 『孟子』梁惠王章句上...
短歌 8月16日(土) Posted on 2025年9月16日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 朝は少し涼しいものの、やがて暑くなる。 忘れた頃に『茜唄』の歌を 平家の興亡の亡を語るとき琵琶法師長く敗者を語る を主人公にして『茜唄』上下ついやす清盛の子を 清盛がもっとも愛せし知盛の最期のことば「見るべき...