短歌 10月17日(金) Posted on 2025年11月17日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 久しぶりの晴、明るい。 ぽつ、ぽつと雨が雲よりこぼれをり太陽上るひむがし明し けやき樹のかなたたしかに日が上る而るに雨はぽっ、ぽつり 降る雨に少しは濡れて冷たさありその冷たさは膚にここちよし 『孟子』公孫丑章...
短歌 10月16日(木) Posted on 2025年11月16日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 朝から雨が降ったり止んだり、今日一日こんなものらしい。 踏切を電車が通る紺色の相鉄線の長きが通る 踏切が赤き点滅を繰り返し行先不明の相鉄線が通る 踏切がしばし音立て自動車の行方をふさぐ通過するまで 『孟子』公...
短歌 10月15日(水) Posted on 2025年11月15日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 朝、ゴミを捨てに行くときは雨だったが、後は曇りらしい。 鳩どもは何を狙ってマンションの屋上にゐる六羽そろつて 鴉が疾に追ひ払ふ鳩どもと思ふに六羽来てゐる よく晴れたマンションの屋上に睥睨すこの世はすでに鳩ども...
短歌 10月14日(火) Posted on 2025年11月14日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 今日も涼しいが曇り空。 路上には鴉の羽一つしばらく行くと鳩の羽。争ひありしか 鴉と鳩の争ひの跡どころ。どちらが勝ちか、これはわからぬ おそらくは鴉が勝つか鳩どもは圧服されてこの地に居らず 『孟子』公孫丑章句2...
短歌 10月13日(月) Posted on 2025年11月13日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 涼しい。曇っていたが、晴れてくる。しかし、曇りらしい。 妻はゴッホ展に上野まで私は家に浄土考ふ 浄土を描く源信の言葉過剰にてときに辟易することもある 『往生要集』には地獄なく浄土多い言葉過剰に褒めたまひけり ...
短歌 10月12日(日) Posted on 2025年11月13日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 涼しいですな。やっと秋かな。 評判の永井紗耶子『木挽町のあだ討ち』を読む。木挽町は芝居町。そこでの仇討ちも芝居であった。登場人物たちの優しさのおかげで成功する仇討ち芝居。なかなかに愉しめたのである。中島かずきの特別エッセ...
短歌 10月11日(土) Posted on 2025年11月13日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 今日は雨。 朝ガラス鳴けば諸鳥の声聴かずカラスの天下か周囲を飛べり カラスの声が聞こえぬところにスズメゐて愛らしきもの鳴き交すなり イカルかもカワラヒワかも私には見分けがつかぬ野の鳥が飛ぶ 『孟子』公孫丑章句...