2024年3月2日(土)
朝から明るい。しかし冷えている。 生ゴミはわが腸(はらわた)を潰したる如きとおもひ捨てかへりみず 生ゴミのごときわれなり塵芥(ちりあくた)に混じりて捨場に端坐してをり 今朝もまたゴミの袋を捨てにゆく腐臭はわれ...
朝から明るい。しかし冷えている。 生ゴミはわが腸(はらわた)を潰したる如きとおもひ捨てかへりみず 生ゴミのごときわれなり塵芥(ちりあくた)に混じりて捨場に端坐してをり 今朝もまたゴミの袋を捨てにゆく腐臭はわれ...
朝から明るい。晴れている。そして日中暖かい。今日から三月だ。 カレンダー捲るに力の溢れくる三月一日もう春ならむ やさしきコットンブリーフにつつまれてわがふぐりにも春は訪ね来 愛媛国から小さき蜜柑の箱が飛ぶ木霊...
まあまあ晴れている。昨夜はほとんど眠れなかった。べレキシブル錠の副作用で腿に痒みがあった。たった二錠飲んだだけだが、前回の四錠並みの痒さだ。起きても、そう変わらない。 昨日、鶴見俊輔『ドグラ・マグラの世界 夢野久作 迷宮...
朝から天気よし。しかし昨日ほどではないが風あり。 人生の晩年をいかに生くべきか悩みあり薬の副作用に悩み 下半身に赤い発疹、微熱あり倦怠はかく言ふまでもあらず いまだこぬ飛燕をおもひ翻るそのすがた恋ふ春の鳥なり...
いい感じに朝が明けてくる。橙色に群青色の空が浸潤されてゆく。そして日の出だが冷えているし、北風も強い。 一巻の絵巻のごとき人生を夢に観ずるに現実(うつつ)違へど 神棚の榊に粒実ひそかなり春の精霊ただよふごとし た...
二・二六事件から88年。いまも暴力の時代かもしれない。 朝晴れ。久しぶり。昨日まで雨だった。 我が町に雨ふるときは遠き山の丹沢山塊雪になるらむ 十六夜残りの月の山の上に明るきときは「後朝」思ふ 「後朝(きぬぎ...
今日も朝から雨、そして寒い。 尾崎翠『第七官界彷徨』(河出文庫)を読む。おもしろいと言えば、おもしろい。奇妙と言えば奇妙、そして奇抜な小説だ。こんなものが昭和初期に発表されていたことを考えるとこの時代のモダニズムの再考が...