昨日、代々木公園を訪れたのは、1945年敗戦の年の8月25日、代々木練兵場だったこの一隅で大東塾十四士が古式に則り自刃して果てた。それを記念して「十四烈士自刃の處」という碑が建っている。そこを一度訪れて置きたかったからである。碑の前に深く頭を垂れた。
大東塾十四士自刃の碑のめぐり幼な児遊ぶ枯れ葉を拾ひ
黒く熟するくすの木の実のいくつぶか指につぶせり心昂ぶり
おもひてもおもひみがたきことの一つ敗戦の八月十四士の死

昨日、代々木公園を訪れたのは、1945年敗戦の年の8月25日、代々木練兵場だったこの一隅で大東塾十四士が古式に則り自刃して果てた。それを記念して「十四烈士自刃の處」という碑が建っている。そこを一度訪れて置きたかったからである。碑の前に深く頭を垂れた。
大東塾十四士自刃の碑のめぐり幼な児遊ぶ枯れ葉を拾ひ
黒く熟するくすの木の実のいくつぶか指につぶせり心昂ぶり
おもひてもおもひみがたきことの一つ敗戦の八月十四士の死

昨日は國學院大学主催の岡野弘彦先生の文化勲章受章のお祝いの会であった。
懐かしい人との再会もあったが、大方は知らない人であった。
97歳になる先生はお元気そうで、百歳まで生きると仰っていた。きっと、そうなるであろう。会が果てた後、むすこと待ち合わせて信濃町の居酒屋で二次会、これがまた楽しかった。泊ったホテルもよかった。
そして今日、朝食後、仕事があるというむすこと別れ、根津美術館、表参道、代々木公園を散策して夕刻家に戻った。明後日転居を予定しているむすこには感謝のことばしかない。
信濃町の飲み屋にふたり処を得さかづきかはす夜の更くるまで
外苑のいてふ落葉の朝の日にかがやく時を息子とともにゆく

昨日とうってかわって晴天が広がる。今日は先生のお祝いの会である。一泊してくるので報告は明日。
珈琲の豆挽く音と馥郁たる香りただよふ朝のキッチン
豆を挽く電動音の響きくる朝のキッチン妻の鼻歌

朝から雨。弱い雨だがうっとうしい。
あけぼの杉の残り少なき葉にも降る冷たき雨の容赦なくして
老いにもある性の欲動をもてあます六十五歳安寧ならず

雲があったものの午前中は晴れていた。しかし午後になってまた雲が増え、寒くなっている。盛岡にいる友人が蜂蜜を贈ってくれた。
あけぼの杉の茶褐色の葉のゆれてゐる師走七日の雲ある空に
みちのくの岩手の産の蜂蜜を冬眠前の老いが喜ぶ

いよいよ寒くなってきたようだ。今日も曇り空。夕刻からエアコンを使用。
明け方のどんみりとした曇り空ひむがしわづかにくれなゐ滲む
くれなゐの滲みも空から消えてゆくさねさし曇天冬模様なり

NHK「日曜美術館」で紹介された篁牛人の絵が抜群におもしろかった。今日は曇り空がつづき体感的には晩秋と冬のはざまにあるような。
晩秋の今朝もひよどり二羽が来るカーテンひらき覗く中庭に
山茶花の白き花びらこぼれ落つ。垣を境に冬の領域
