9月7日(日)

今日も暑いのだろう。*   朝には紅顔ありて夕べには白骨となる人のさだめぞ   始めもなく終りもなきがこの世をばすごすぞ肯ふべきや   小町の髑髏の目にもの飾られて、あなめあなめと申す   絶世の美女も美男も死にすれば九...

9月6日(土)

台風15号が行き、少し涼しいが、すぐに30℃になるらしい。 古墳相   立ちのぼるけむりも消えて、わがありし。この世とやらも亡失のかなた   古き卒塔婆の泣くごとく鳴るさびしさに、風吹けばいのちはてなむものぞ   古きに...

9月5日(金)

台風15号の影響か、雨。 骨散相   露のいのちたちまち消えての原にうつろふ塵となりけり   少しばかり明るくなりてはしゃぐなり。骨もちらばり何者にもあらず   我がおもふ。骨も崩れて塵となる、たのしもたのし人にはあらず...

9月4日(木)

暑さは少し弱まったが、湿度が高い。 ようやっと小川哲『地図と拳』上下を、読み終える。満州の一つの村の、およそ百年の興亡が、地図と戦争による「拳」を主題に展開される。かなり早く死んでしまう高木、その後その妻慶子と縁をもつ須...

9月3日(水)

今日も、相変わらず暑いのだ。 青瘀相   髪すらもちらばりわづかの骨残す。蛆虫たかり銀蝿蠢く   はかなしとおもふもすでに骸骨のすがたになればおどりだすべし   いつのまにか鳥辺野山に捨てられて蛆やけもののいたぶりものか...

9月2日(火)

今日もまたまた猛暑。もういいよ。 噉食相   鳥辺野に遠くあらそふ犬の声われも食はれむ鳥やけものに   食ひちぎり、食ひちぎりけるけだものになんの怨みかあれば今言へ   憂きことも忘れてただに食はれゆく骨のみ残すこの感触...

2025年9月1日(月)

九月であるが、今日もまた猛烈な暑さだ。 方乱相   肉體が滅びはてたるその姿みにくきばかり路傍に目る   滅びけるがかくのごとき色になる皮膚裂けてみゆ。湮滅の相   死の色をうにまとひて悪臭を散らしてこれぞわがなり 『孟...