短歌 1月13日(火) Posted on 2026年2月13日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 夕べから風が強い。(いなとり荘) 切(きり)立(たて)といふまでもないが巌の径(みち)嶮しく上がれば櫐々と墓 巌を縫って蟠(わだかま)る根に寄りきたる先祖代々の墓にお京を拝む お京の墓と相向ひやや斜め下、左に...
短歌 1月12日(月) Posted on 2026年2月12日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 晴れましたね~伊豆稲取へ。 いぢめとは工場の誰彼を憎むともやるせなきものはかなきものを * 上下、左右さわさわさわと音立てて数千数万の赤蜻蛉飛ぶ とんぼ二つは比翼のすがた初路の霊しづまらず。糸塚建てむ 『孟...
短歌 1月11日(日) Posted on 2026年2月11日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 朝は寒いし曇っている。晴れるらしいが。 絲山秋子『細長い場所』を読む。最初は分からなかったが、細長い場所は、この世とあの世の境界に当るらしい。登場人物のいづれもが透明で、平ったく中有に迷っている死者のごときだ。だから面白...
短歌 1月10日(土) Posted on 2026年2月10日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 今日も晴れ。 身投げせる別嬪さんはいぢめられ死にしといふも同じ日なりき 見た処三百ばかりの墓また墓。燈籠のもとには九十九の精霊 年月が余りに遠く隔たれば秋の菊日和も夢も朧 『孟子』離婁章句上67 孟子曰く、「...
短歌 1月9日(金) Posted on 2026年2月9日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 朝は寒いが、晴れる。けど寒い。 はんけちの工場につとめる娘さんうららかな朝はかなくなりぬ 家は焼け、お京の胎(はら)のお米には痣(あざ)ありいまも薄(うつす)り青し 心中ではないが遠くなり近くそのなる人がまと...
短歌 1月8日(木) Posted on 2026年2月8日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 寒いけれど、今日も晴れ。 中沢新一『古代から来た未来人 折口信夫 増補新版』を読む。中沢の折口愛が伝わる。折口にもっと近い所に居て、私には十分には持てなかった折口愛。それが溢れている。特に戦後の神道論の解析、主張が、巧く...
短歌 1月7日(水) Posted on 2026年2月7日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 曇り後、晴れるらしい。 景色もいいが容子がいいお米に見惚れる提灯屋なり お京の墓へ参りし後にもうひとつ参るところ。辻野にはある 辻野とは心中未遂にはあらざれど同じ時刻に水に入りたり 『孟子』離婁章句上64 孟...