8月9日(土)

蓼科の旅から一日。ひどく疲労がたまる。 西川照子『京都異界紀行』を読み終える。京都界隈の小社を細かく追って霊界や祟りを論じて、なかなか愉しいものであった。「あとがき」を読んで、筆者が横井清の教え子であったことに、なるほど...

8月8日(金)

蓼科三日目、御射鹿池へ寄って、再び観光農園へ。そして帰り、釈迦堂に寄っただけで、相模湖から抜ける。そして海老名へ。旅の終わりである。   この暑さゆゑにかあらむ幾たびもティッシュペーパー鼻に宛てたり   鼻水は老いの所為...

8月7日(木)

蓼科二日目。尖石に入ったり観光農園で買物をしたり温泉に入ったり。   ハンディファンを今年も使ふ交差点に首すぢあたりに風を当てたり   わづかではあるものの風が吹き来れば生き返るごとし歩みは停めず   右手にはカップ珈琲...

8月6日(水)

暑いが、今日から蓼科だ。圏央道を使って八王子ジャンクションを抜けて中央高速へ。 談合坂、双葉で休んで諏訪南。そして蓼科へ。   いづこにも線状降水帯湧きだせり。扇子、sense、センスを吹き飛ばしたり   コカ・コーラに...

8月5日(火)

今日は暑いらしい。海老名38℃の予定だ。   がの蓋に映りたりああこの時を見張られてゐる   逼塞感ただごとならず隠りゐて便器にしばし便ながしをり   には神様がゐる柱背後に覗く 『孟子』梁恵王章句上6-2 対へて曰く、...

8月4日(月)

今日も特別に暑い。暑い。   もつとも身近にある死の世界日々干乾びてみみず死す   みみずの屍踏まぬやうにと歩くわれ右によりまた左に傾く   この世からあの世へ渡るところには蚯蚓の死骸あまた干乾ぶ 『孟子』梁恵王章句上6...