11月22日(土)

今朝も晴れ、妻と少しだけ歩いた。   ひさびさの太陽のひかり直差すにわが進むべき道を示せり   年寄るとはちょつとしたことにも涙する時代劇観てまたも涙ぐむ   涙腺の弛みて人の死をかなしめりただ時代劇の中なる死をも 『孟...

11月21日(金)

晴れ。   有隣堂本厚木店の地下へゆくにスロープがあると誰も教へず   何度目かの転倒は強く肩を打つ大丈夫ですかと優しき声す   大丈夫、大丈夫と言ひて立ちあがる肩の痛みを堪へてぞ立つ 『孟子』縢文公章句上48 縢の定公...

11月20日(木)

晴れ。   われもまた腐臭を発する老人なり鼻腔を開き臭ひ嗅ひでる   わが腐臭後ろに曳きて歩くなり背後よりくる人皆怪訝   怪訝なる顔してわれを追越せる人よ聞きたまへ明日の自分ぞ 『孟子』縢文公章句上47 縢(とう)の文...

11月19日(水)

晴れ。   いつもの公園には老人チームが陣取って草刈りなどを行使してをる   一人一人が鎌だったり熊手だったり籠だったりをそれぞれに持つ   何人かで話をしつつ草むしる、草刈る、草をまとめて袋に 『孟子』公孫丑章句下46...

11月18日(火)

朝から天気はいいが、寒い。   弱き葉が先んじて落つるかももぢには早き楠木まだみどりなり   一枚一枚踏まぬやうに歩く公園の内それでも葉を踏む   枝から落ちて紅葉のやうな色なせど木にはみどりの濃き葉の繁り 『孟子』公孫...

11月17日(月)

今日も晴れ。いい天気だ。   ひさびさの日出のひかり生きるべきなりと言ふが如くに   空の雲あかね色して明けてゆく雨の日続くその後の朝   朝のひかりの中をからす二羽上下に飛びて空を翔びゆく 『孟子』公孫丑章句下44-2...

11月16日(日)

晴れ。   鳩の羽処々方々に落ちてゐるからすとの戦争に敗者となりし   雨降れば鳩の羽濡れ足に踏むよしよくやった鳩の敗北   鴉らの勝ちの遠吠え響くなりマンションの鳩消えたるかなや 『孟子』公孫丑章句下44 孟子 斉を去...