短歌 11月15日(土) Posted on 2025年12月15日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 朝は曇りだったが、すぐに晴れてきた。気持ちのいい日だ。 雨ふれば赤いパラソルの妻がゆく九階のベランダにその行方追ふ 雨の昼は気圧が重く立ち上がりしもはればれとせず うづくまるごとくに部屋の中に坐す手足もなべて...
短歌 11月14日(金) Posted on 2025年12月14日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 朝から晴れ。秋らしい。 野崎歓『翻訳はおわらない』を読む。エッセイ風に書かれているが、鷗外の『ファウスト』論や『渋江抽斎』のことなど、また山田ジャク先生の話など、エピソード満載の書。興味深く読んだのだった。 朝ガラス...
短歌 11月13日(木) Posted on 2025年12月13日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 寒い。ずっと曇り。 鳩どもがマンション、隣のマンションをも領するごとく翔び回りけり 羽を落し九階の廊下にも来るような素振りを見せて屋上へ行く 屋上と隣のマンションのエレベーターの窪み鳩の居場所なり 『孟子』公...
短歌 11月12日(水) Posted on 2025年12月12日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 今日もいい天気だ。 梨木香歩『家守綺譚』を読む。楽しかった。嬉しかった。軽やかに異常事態を語っている。各章それぞれに植物が標題になっている。そして起こる綺譚が、自然で、楽しいのである。これだけ読ませる本は、あまり無いので...
短歌 11月11日(火) Posted on 2025年12月11日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 寒いが、晴れている。 死者のこと思へるわれは生者にて死すればすべてが曖昧になる 死者のこと思はねば死者はまた死にす死者は迷ひて成仏できず 生きてゐるうちに死者たちを思はんか思へば死者も死者としてある 『孟子』...
短歌 11月10日(月) Posted on 2025年12月10日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 寒いけれど晴れがつづくらしい。 二十日ほど前 やうやくに金木犀の木の花の匂ひくるなり道筋の角 大きめの金木犀の木がありきやっとこの頃香りはじめる 金木犀の小さなオレンジ色の花むらにわが鼻寄せて香りに浸る 『孟...
短歌 11月9日(日) Posted on 2025年12月9日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 雨、雨、雨……そして寒い。 今村翔吾『じんかん』を読む。文庫本で五八〇ページになる時代小説。松永久秀の少年期から滅びまで息を吐かせぬといいながら、読み終えるまでには、随分時間がかかっている。しかし最後は、少し涙ぐんだ。松...