短歌 7月21日(月) Posted on 2025年8月21日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 今日も暑い。 山に近き墓処には一基の墓が立つたつた一つ父の名のみ刻まれ 誰にでも必ずやつてくる死なるもの空無の如きを俟ちつつをりぬ 日々を送るこのあはただしさの果てにある死といふものを怖れつつをり 『孟子』梁...
短歌 7月20日(日) Posted on 2025年8月20日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 朝晴れているが、もうすぐ気温は上昇するのだろう。参議院選挙。 箱根湯本の陶器を扱ふ商店に贖ふ珈琲カップ一つ破れたり お気に入りの珈琲茶碗の緑の色やや濃きにカフェの香り カップに立ちのぼる珈琲の湯けむりを冷房効...
短歌 7月19日(土) Posted on 2025年8月19日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 今日も暑くなるらしいが、朝はまあまあ。 山の木はそれぞれに深きみどりなりおぼろけなるは雨来るらしき どことなくどんよりするは雨近き夏の箱根の山ならむかな 金目鯛の干物を網に焼く匂ひ部屋にただよふ旅を終へたり ...
短歌 7月18日(金) Posted on 2025年8月18日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント いい天気である。暑くなりそうだ。 昨日で『中庸』を読み終えたことになる。これで『老子』『論語』『大学』『中庸』までを読んだということだ。しかし道は遠い。せめて四書をと思い、今日からは『孟子』と考えている。宇野精一全訳注『...
短歌 7月17日(木) Posted on 2025年8月17日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 朝雨だった。その後晴れている。 今村翔吾『茜雲』下を読み終える。現代語版『平家物語』のようで、その初志もわかり、平知盛をほぼ主人公に据えて、彼の死後は妻の希子が琵琶法師西念に物語を伝授して行く。時の正史は権力に都合のよい...
短歌 7月16日(水) Posted on 2025年8月16日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 朝、少しだけふらなかった。その間にゴミ捨てに。しかし、後は雨。 大浴場 温泉の床に古びし石のタイル細かき傷あり足裏痛む 温泉の湯はよけれども浴場の敷石にある傷に苦しむ 痛い、いたいと声に小さく告げたれどだれひ...
短歌 7月15日(火) Posted on 2025年8月15日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 朝、雨は止んでいる。ほんの二時間ばかりだというが。後は雨らしい。 六月八、九日、箱根湯本の宿へ一泊。その際の歌を、これから何日か載せさせてもらう。 湯本のみどり 朝鳥の長鳴く鳥のこゑ聴ゆ山のなだりを木々覆ひたり ...