短歌 9月5日(金) Posted on 2025年10月5日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 台風15号の影響か、雨。 骨散相 露のいのちたちまち消えての原にうつろふ塵となりけり 少しばかり明るくなりてはしゃぐなり。骨もちらばり何者にもあらず 我がおもふ。骨も崩れて塵となる、たのしもたのし人にはあらず...
短歌 9月4日(木) Posted on 2025年10月4日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 暑さは少し弱まったが、湿度が高い。 ようやっと小川哲『地図と拳』上下を、読み終える。満州の一つの村の、およそ百年の興亡が、地図と戦争による「拳」を主題に展開される。かなり早く死んでしまう高木、その後その妻慶子と縁をもつ須...
短歌 9月3日(水) Posted on 2025年10月4日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 今日も、相変わらず暑いのだ。 青瘀相 髪すらもちらばりわづかの骨残す。蛆虫たかり銀蝿蠢く はかなしとおもふもすでに骸骨のすがたになればおどりだすべし いつのまにか鳥辺野山に捨てられて蛆やけもののいたぶりものか...
短歌 9月2日(火) Posted on 2025年10月4日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 今日もまたまた猛暑。もういいよ。 噉食相 鳥辺野に遠くあらそふ犬の声われも食はれむ鳥やけものに 食ひちぎり、食ひちぎりけるけだものになんの怨みかあれば今言へ 憂きことも忘れてただに食はれゆく骨のみ残すこの感触...
短歌 2025年9月1日(月) Posted on 2025年10月4日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 九月であるが、今日もまた猛烈な暑さだ。 方乱相 肉體が滅びはてたるその姿みにくきばかり路傍に目る 滅びけるがかくのごとき色になる皮膚裂けてみゆ。湮滅の相 死の色をうにまとひて悪臭を散らしてこれぞわがなり 『孟...
短歌 8月31日(日) Posted on 2025年9月30日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント 暑い、もう30℃だ。また40℃になるところがある。 膿爛相 山墓に捨てられて腐る。からうじてかたちたもつか醜きばかり ほぼ腐り目玉も口も爛れたりああみにくきよ見るにあたはず ほんたうはこの世にありし怨みごとい...
短歌 8月30日(土) Posted on 2025年9月30日 by 偏屈房主人 / 0件のコメント また本日は猛烈に暑くなる。40度を超すところもあるらしい。 血塗相 九竅より血や体液の沁みいづるくるところに沁みだす悪臭 わがより溢れだすもの地にたまり、臭ふぞ。そこの沁みたるところ 悪臭は死にたるわれの臭ひ...