7月4日(土)

まあ、曇りだね。妻が友に会いに上田へ。 公園の砂地、石ころ道、そしてアスファルトそれぞれに困ず足弱なれば いろいろに歩いてはみるが棒のやうにつっぱる歩みなかなかに辛き 周囲には夏のみどりの楽しげな木々あれど過ぎてゆくばか...

7月3日(金)

朝は降っていたが、やがて曇り。だが、明るい。 安部公房作『けものたちは故郷をめざす』を読む。敗戦後の満州が舞台なのであろうが、そんなことはどうでもいい。数千里の砂漠地帯を死にそうになって、日本に帰ることを願う主人公。考え...

7月2日(木)

雨だ、雨。昼過ぎには曇るという。 さて、どこへ赴くといふのかどんよりと重き曇りの下ゆく鷺は 白鷺の群れしづかに水を張る田居に降りくる菩薩のごとく 茶を喫し九階のベランダに五羽の鷺の群れ見つついづこへ飛びゆかむかな 『孟子...

6月30日(日)

雲、ちょっと明る雲、雲……   本を買ふも読めるかどうかわからずに柄谷行人回想録『私の謎』ひらく   本屋へゆけば他の本も買ふたとへば丸谷才一『今は何時ですか?』   岩波新書『中上健次 路地のビジョン』渡邊英理の一冊も...

6月28日(金)

朝少し曇っていたが、雨、雨……   朝空に映す水たまりを越へてゆく越へて越へゆくいづくの町へ   水たまりを長靴はひて蹴とばせば飛沫とぶとぶたのしきろかも   水たまりを避けて足弱のわれまた老い病むに遠くへはゆかず 『孟...