コロナである。しかし入院はさせてもらえなかった。熱もそれほど出ていなかった。喉、咳があるものの、それほどではないということか。娘と1時過ぎ帰ってきた。タクシーの運転手の機嫌が悪い。ハートフルなのに。
恋ごころ繁みこちたみあたらしき人ありにけりわが恋しけり
コロナ禍に罹りたるか咽頭の狭く苦しきとき過ぎにけり
ひばりらしき高飛ぶ鳥の声ぞしてえびな田んぼの青く直ぐたつ

コロナである。しかし入院はさせてもらえなかった。熱もそれほど出ていなかった。喉、咳があるものの、それほどではないということか。娘と1時過ぎ帰ってきた。タクシーの運転手の機嫌が悪い。ハートフルなのに。
恋ごころ繁みこちたみあたらしき人ありにけりわが恋しけり
コロナ禍に罹りたるか咽頭の狭く苦しきとき過ぎにけり
ひばりらしき高飛ぶ鳥の声ぞしてえびな田んぼの青く直ぐたつ

34℃代に下がったが、まだ妻のコロナは完全に下がったわけではない。
薬剤をよろよよろとして咽喉のざらつけばこれぞ生きているあかしなり
もう一錠づつしかない。これを越せば薬剤なくなる危機間近なり
二足歩行のしんどさよかくよろけ朝日のあたる木々にたよりゆく
ごみ捨て場へ段ボールすてにきふは行く段ボールは腕にあふれるごとし

夏生、コロナの影響少しづつ収まってきたようです。妻はまだまだです。
この空を夢のごとくに飛びゆけり何鳥かしらずただかしましく
どこまでも青き空ひろがる。みはるかす ああこの空のまばゆきばかり
くらがりを廊下をまがるその奥に戦争がたつ。まぎれようなく
戦争が廊下の奥に立ってゐた 渡部白泉

妻に熱がある。コロナかもしれない。妻が動けないと全てがうごかない。
息子も、妻も熱がある千葉から海老名へコロナが飛ぶか
老人のこころに潜む汚れしもの唾棄すべきなれどわがものなりき
存在の危ふきものかおしやべりも歩行もままならずわれはなにもの

少し暑さは緩い。が、暑いことにそう変わりはない。
曇り空に暑き空気の来たりけり灰色の雲がわれを圧する
木の影を日の斑のごとくしたがへて急ぎ足に赴く青空のもとへ
『むずかしい天皇制』が気にかかる。
天皇制の神聖性を虚構せし日本近代滅びざりけり

今日も暑い。『大塩平八郎の乱』のつづきを。それほどによかったのだろう。
幕府を震撼させたる大塩平八郎。大筒は天満を縦横に走る
大阪より江戸幕府こそ撃ちたるや建議書いつたいいづこに届く
義を掲げて蹶起せりけり。大塩平八郎檄文を書き、あまた刷りにけり
一月余を身を隠したり平八郎江戸の様子を探らんと生く

昨日ほどではないらしいが、暑い。
薮田貫『大塩平八郎の乱』(中公新書)読了。幕府崩壊の30年前、義を掲げ、無謀な蹶起をした大塩平八郎。おそらく江戸を撃つことを目的としていたのだろう自決まで1月身を隠す。卑怯に思われるが、ここにこそ陽明学者、洗心洞の真骨頂があった。
そこここに蚯蚓討ち死にす。天保八年一月十九日大塩平八郎の乱
四海こんきういたし候ハバ打ち壊ししかなからむよ大筒を撃つ
なんとなく大塩平八郎に親しみの起こるかその無謀さを愛す
