朝から曇りだが、昼から晴れてきた。今日は神武さん、神武天皇の亡くなった日だ。
いにしへの初代天皇死にたまふ春のけふの日一三七歳 (『古事記』による)
葦原のしけしき小屋に二人寝したのしき日もありいにしへ大和に
靴紐をしつかり結び立ち上がるまほろば大和は老いには遠き
マンションの天辺にある電波塔にけさのひよどり高々と鳴く
いつのまにか電線に移り揺れながらここにも鵯するどき声す

朝から曇りだが、昼から晴れてきた。今日は神武さん、神武天皇の亡くなった日だ。
いにしへの初代天皇死にたまふ春のけふの日一三七歳 (『古事記』による)
葦原のしけしき小屋に二人寝したのしき日もありいにしへ大和に
靴紐をしつかり結び立ち上がるまほろば大和は老いには遠き
マンションの天辺にある電波塔にけさのひよどり高々と鳴く
いつのまにか電線に移り揺れながらここにも鵯するどき声す

朝から曇り空でうすら寒い。
くすのきはわづかのひかりに黄金の葉をかがやかせ鬱然たらむ
どうだんつつじの白き壺花ゆれはじめ春は一段ふかまるらしき
一木の白木蘭の花散れば椿の紅の花も後一つ
曇り空に椿の紅もうそさむく緑葉つやめくも樹は憮然たり

四月である。春だ。
甲高きひよどりのこゑひびく庭さくら花びら散りかかりくる
鋭き声にひよどりの鳴く朝の空こたふるこゑのややに小さく
春の陽のひかりまばゆきさみどりの植物群のいのちの力
『成瀬有全歌集』の件で棗くんと町田で会う。
高い珈琲と旨いカレーを食べさせるカフェに過す二時間ほどを

曇り空、時々青空がのぞくもののうすら寒い。
海棠の木も桃色の花咲かせパティオにぎやかに三月尽は
ひよどりの姿見えねど鳴くこゑの聴こえくる朝のゴミ捨てにゆく
あゆみ橋に相模川を渡る。
遠見には土堤のさくらの並木には満開の花散りゆくごとし
川淀を鴨飛び立ちし水の流れしづかなればけふは鯉三尾来る

今日は朝から晴天。春らしい。染井吉野が散っている。
河土堤の老いのさくらのはなやげばさがみの国の春ゆたかなり
梅の木に梅の実小さく育ちたりうすらみどりの梅の果可愛(ゆ)
隣の空地にまたイカルが来てゐる。
雑草の芽をついばむか斑鳩三羽嘴と脚黄色に目に立つ鳥どち
四十雀の胸毛白くして愛らしき染井吉野の枝を移れる
いつのまにか鴨どり消えて河原はあをき芽立ちにさみどりさわぐ

朝から晴れ。染井吉野が満開だ。
風吹けば海棠の花も散りはじめひよどり一羽騒ぐ中庭に
家は河原口四丁目、二丁目を経て買物に出かけることがある。
ひよどりは二丁目あたりに活動域ひろげたるらしここにも騒ぐ
山の樹は緑金の葉のかがやきに鈍くし笑ふ遠山膚は
けふは晴れ染井吉野もあたたかく花散らしをりはなびら拾ふ
さくら木の下に少女子躍りをりはなびら散ればはなびら纏ふ
細かき雨を黄金の夕日が煌めかすそのきらめきがさくら木照らす

朝から雨、絢瀬方面へ今を盛りの染井吉野を観に、妻の運転で回ってくる。午後には雨が上がった。
用水を被うごとくに桜木の枝撓い並び花散らしたり
マイカーのドアのあたりはなびらの濡れて貼りつく愛らしきもの
雨上がり明るくなればひよどりのかしましくして中庭大騒ぎ
鈴木正信『古代豪族大神氏―ヤマト王権と三輪山祭祀』読了。
三輪山のいただき近き磐座の複雑怪奇今に忘れず
三輪山は祟りなす山しかれどもその山容のおだやかならむ
