今日はいくらか涼しいのである。
ふる雨はすこしの秋をいざなふか欅の葉の淵黄変はじむ
みどり葉のさくらもやがて紅葉するその時の間をたのしむべしや

今日はいくらか涼しいのである。
ふる雨はすこしの秋をいざなふか欅の葉の淵黄変はじむ
みどり葉のさくらもやがて紅葉するその時の間をたのしむべしや

ハガキ一枚と振り込みのため近くの郵便局へ。午後雨がふってくる。それもやがて止む。
河はらの萩むら赤し過ぎゆきてこころするどし人恋ふるべ
萩の枝、風に放恣に揺すぶられ荒ぶるこころ暫時しづまる

昨日市役所でもらってきた母の介護認定の書類を大島クリニックに届け、そのまま買物に。今日も暑い。
空の色は秋のいろどり此方より暗雲くればぢきに雨ふる
夏と秋 空は二つの空がある雲の下ゆくわれらも二人

朝から市役所へ。母の介護認定の申請に。手続きはそれほど厄介ではなかったが、どうやら時間がかかるようだ。朝は涼しいが、今日も30℃越えになる。
いつまでも夏衣替へず日傘さし陽を浴びゆくか九月五日も
このままに暑さに溶けて人間のかたち崩して地にへばりつく

八月の暑さがもどったようだ。冷房が快適だ。
NHKの日曜朝の「小さな旅」、今日は胎内市であった。
胎内川のほとりに星のあまた生れああこの地球奇跡のごとし
あの綺羅は亡き君の星うす雲にかくれて含羞ふやうに光りつつ
夜に入らむ星に流らふひかりの彩胎内川のほとりに残す

昨晩、90歳の母がめまいがするといって、夜間診療へ行った。起立性高血圧症といわれた。すぐに命にかかわるわけではなさそうだが、90である。
今日は迢空忌、本祭である。
気多の村 若葉くろずむ時に来て、遠海原の 音を 聴きをり
信夫・春洋 名をつらねたる墓のまへ椨を一枝そなへたたずむ
春畠に菜の葉荒びしほど過ぎて、おもかげに 師をさびしまむとす
浜砂の上の墓標に頭を下げて春洋の歌を暗んずるなり

今日も雨模様の変な日である。迢空忌前夜祭。
折口信夫・春洋父子の御霊を迎へる。
羽咋の村に夕べ一管の笛が鳴るこよひはしばしなごみたまへな
おもひみる羽咋の海の夕波のよせてはかへすしづけき音を
