2021年3月18日(木)

土筆坊(つくしばう)を摘んでよろこぶ(ぢぢい)かな女子高生に笑はれてゐる

<主人メモ>
昨日から彼岸だそうだ。
おはぎを買ってきた。

コンクリートの()れ目に並ぶスミレ草むらさきの花は春を連れ添ふ

福島泰樹『「恋と革命」の死 岸上大作』読了。
これから書評を書かなければなないのだが、
資料として掲載されていた絶筆「ぼくのためのノート」にあらためて驚く。
一部下書きもあったようだが、死に臨んでこんなに冷静でユーモアすらある。

2021年3月17日(水)

木蘭の花咲き惚けて散り落つる純白の花は汚れやすし

沈む日の遅くなりゆきいつまでもあかるき山の霞むがごとし

夕焼けが飛行機雲を染めてゆく海棠の花まだ咲かぬ庭

<主人メモ>
心臓ペースメーカーのおかげで身体障碍1級である。
障碍者割引で高速道路が半額になる。
そのためのETCカードを登録するために市役所へ出かける。
今日も市役所は混んでいる。

2021年3月16日(火)

青き瞳の猫太りすぎ重くして路傍に落とせばうらめしげに鳴く

<主人メモ>
今日は青い瞳の猫の夢。これまた悪夢である。
その大きな猫を抱えて仙台駅に降り立った。
太りすぎた猫を保護する施設があるらしい。
猫は巨大すぎて自分で歩けない。抱えて行くしかない。

これが重い。
施設は仙台駅近くにあるらしいのだが、
ここはいつものあの駅にしか見えない。
ちなみに妻も猫の夢を見たらしい。
私とは違いかわいい子猫の。