昨日とは打って変わって、朝から晴天。しかし寒い。
ひよどりは鋭き声にわたりゆく木の間を抜けて明るき方へ
あけぼの杉の高きところに鵯はかしましく鳴く恋を呼ぶこゑ
椿の葉むら隠れにさみどりのつぼみかがやく秋の日差しに
ひよどりは椿の木にもしばし拠る木の間立ち潜きがさりごそり

昨日とは打って変わって、朝から晴天。しかし寒い。
ひよどりは鋭き声にわたりゆく木の間を抜けて明るき方へ
あけぼの杉の高きところに鵯はかしましく鳴く恋を呼ぶこゑ
椿の葉むら隠れにさみどりのつぼみかがやく秋の日差しに
ひよどりは椿の木にもしばし拠る木の間立ち潜きがさりごそり

朝から寒い。そのまま気温は上がらない。そして雨。
小田急線に相模川橋梁を渡るとき雨が降り込む窓を流るる
閑散としたる車両に夕飯の買物の荷をぶら提げて乗る

横須賀短歌会の例会に出席のためJRで茅ヶ崎、大船経由、横須賀へ。
軍港はさざ波立ちて塵芥集まるところ上下してをり
横須賀にイージス艦は一隻のみ高きところを鳶が廻れる

青天ひろがる空であったが、昼から雲が動き出す。
相模線来ればたちまち飛び立てる鵯の一群朝寒き空
けなげにも百日紅なほ花赤き一木あり秋のひかりを浴びて

午後2時半、16℃。朝から涼しいを通り越して寒い。
返り花のつつじの赤き色増えてゴミ捨て場前そこのみ異界
ぷよぷよのヤモリの子どもを放逐せるわれは死神か後悔がある
さねさし相模の秋の空模様曇ればとんびにカラスが挑む

草のあいだに放った小さな守宮のことが、今朝の寒さのせいか、妙に気にかかる。
野に放つ小さなやもりたくましく生き延びて復たわが家に来よ
守宮にも親があるべしその親こそマンション九階に登り来しなり
月のぼる直下の雲も夕映えて桃色に照りかがやく時あり

昨夜リビングルームのベランダ近くの絨毯の上に小さな5㎝ほどの守宮を発見。マンションの9階である。驚いたのだが、その透けるような姿、吸盤を持つ四本の指、水を飲む動きの愛らしさ。あまり時を置かず草地に放ってしまったが、無事に生きていけるのであろうか。
寂しさの耐へがたきときにわが部屋に見出でたる守宮小さき生命
守宮の吸盤を持つ四本の指の動きのはかなげなりき
上野の東京国立博物館へ「最澄と天台宗のすべて」を妻と観にゆく。上野で息子と合流。昼飯を韻松亭にて共にする。
最澄の彫りしとふ薬師如来像その表情のおだやかならむ
躙り口より入りし小部屋に酒少し錫の盃に口寄せてゆく
往にし世におもひを寄せて飲む酒のけふは少しくあまやかにして
