朝は雨だった。少しずつ雲ははれたものの、寒い。そして夕刻また雨。
なぜだろう。今日は男の子ばかりの保育園児の一団とすれ違う。
男の子ばかりの保育園児がすぎてゆく橋上を不穏なり幼児の一団
挨拶も声にしがたく不穏なり男の子ばかりのこの不自然さ
妖精はあそこににもここにもゐるものを曇天なれば木々に隠れり

朝は雨だった。少しずつ雲ははれたものの、寒い。そして夕刻また雨。
なぜだろう。今日は男の子ばかりの保育園児の一団とすれ違う。
男の子ばかりの保育園児がすぎてゆく橋上を不穏なり幼児の一団
挨拶も声にしがたく不穏なり男の子ばかりのこの不自然さ
妖精はあそこににもここにもゐるものを曇天なれば木々に隠れり

さて今日は、毎朝のルーティンワークを紹介しておこう。けっこうたいへんなのだ。起きたらまずトイレに行く。これはワークではないが習慣になっている。大量の小便を放出すると洗面所で歯を磨き、そのままキッチンに移り、洗い籠に昨夜洗って乾かしてある食器をそれぞれの棚に返し、テーブルに残っている茶器などを洗う。そこでパジャマから日常服に着替え、妻と私の寝具をたたみ、朝の計測を行う。体温、血中酸素濃度、血圧を記録する。さらに曜日ごとのゴミを整理し、ゴミ捨場へ持っていく。ちなみに土曜日の今日は燃やせるゴミであった。指定された20ℓの袋ぱんぱんに一つ。マンションのゴミ捨て場は駐車場の隅っこにあって、けっこう遠い。朝刊を取ってもどってくると、冬季には窓に結露が著しいため三部屋のガラス窓八枚から結露を取る作業が待っている。おおかたこんなところだが、半時間ほどかかる。朝食はそれからだ。
読売朝刊「編集手帳」に蕪村の句を読む。
・斧入れて香におどろくや冬こだち
冬木立枝尖りゆき寡黙なり
妻の、はだかの背中にふれてゆくやわしぬくとし妻の背中に
大人の顔を凝つと睨めつける子どもがゐるわが形姿を見て表情こはし

あゆみ橋の向こうから数人の保育士のお姉さん、おばさん?につれられて保育園児の集団がやってきた。みんな歩いていた。手をつないで、かわいい。
橋上を保育園児が歩きくる頬あからめて笑ひをうかべ
おはやうと声をかければおはやうと反すこゑあり大きな声ごゑ

まあまあの天気だった。横須賀短歌会2月例会。提出歌はなかなかよかった。
帰途JR相模線からの眺望。
さがみ野の広き空ここに暮れてゆくダークブルーに色変化して
暮れゆくに凝つと動かぬ白き雲タワーマンションの上なる空に

朝、ピンク色に染まった雲がうかんでいた。
くすの葉は若みどり色につやつやしきひかりまとふて春の色合ひ
けやき樹は枝岐れして天を衝く冬の木なればひかりするどし
遊歩道の老いの歩みに水仙花

相変わらず朝から寒い。買い物に出る時は雲が多く、折り畳み傘をもったが、使うことはなかった。午後は晴れ。
山の端にしづかに滲むあかね色やがてむらさきに暮れてゆくなり
珠衣のさゐさゐしづみ家の妹にもの言はず来て思ひかねつも 人麻呂 万葉503
人麻呂の恋のこころにわがこころさゐさゐとしてしづまらざりき

予報では、夜に雪ふるといっていたが、雪にはならなかったようだ。なんだかつまらない。
昨夜の雨にたつぷり濡れて沙羅の幹なまめかしきよ女体のごとし
見はるかす丹沢山塊雪白くはだらに積もればなにかたのしき
